「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第1123回
ガレージで一騒動(その2)

固定電話にて毎味水産東京営業所の説明を聞き、
今、受話器を置いたところだ。
電話を受けてくれた女性によると、
総額2940円の内訳は以下の通り。

ボイルシャコ
1260円
宅配料
1050円
代引き手数料
315円
振込み手数料
315円
---------------------------
合計
2940円

ふ〜ん、こんなものかね。
ここでJ.C.、ふと考えた。
上記3点には一点の曇りもない。
だが、振込み手数料っていったい何だ?
まさか、たかだか1260円の蝦蛄の代金を
その都度、販売元に振込むワケでもあるまい。
かく言うJ.C.、昨夜の麻雀ではバカスカ振込んだわサ。
一時的には財政破綻も覚悟したくらい。
おっと、ハナシが脇道にそれた。

昨日書いた通り、手元には明細書はもとより、
領収証さえ残っていない。
宅配業者がどこだったかも覚えていない。
それを確かめようと再度、東京営業所に電話を入れると、
呼び出し音は鳴っているものの、ノー・アンサーだ。
仕方がないから愛知は一色の本社に訊ねてやっと判明。
「当社では全国一律、××サンにお願いしてます」
現時点ではあえて名前は明かさぬが
むろんのことに大手宅配業の1社であった。

自分でもこの忙しいのに
何をやってるんだと思いつつも乗りかかった船、
途中で下船するわけにもいかず、今度は業者の本社をダイヤル。
ここでも応対してくれた女性の説明が要領を得ない。
数十分後に若い男性が折り返してきたが
やはり“振込み手数料”に関しての明確な答えはない。
「責任者から連絡を入れさせます」ってんで、また待機。
お次は本社ではなく一色支店の年配男性から電話が入った。
この方なんざ、能天気に
「その315円分は振込み手数料でございます」だとサ。
「だからァ、それを訊いてるんですよ、振込んでないのに
消費者から手数料取るのはおかしいでしょ?
それがワタシの疑問であり、質問なんですよ」
「・・・?・・・?」
「おタクでは1260円の蝦蛄の代金を受け取るたびに
315円の手数料をわざわざ銀行に払って
毎味サンに振込みなんかしてないでしょ?」
「ええ、それはしていません」
「それじゃあ、どうして客から徴収するんですか?」
「・・・?」

明快な回答なんかできるハズがない。
どう取り繕うと実体のないモノの存在は証明できないからだ。
例えば、どこぞのお寺の住職に
「おタクの墓場に出るあの幽霊ね、あれ何て名前なの?」――
檀家に訊かれても住職には応える術(すべ)がないのと一緒。 

終いにゃ毎味水産本社の役員らしき方から連絡が来た。
「週刊誌に広告出してもどれほど注文があるか
判らなかったので業者サンにも最低限の、
その契約がありまして、ウチのほうもちょっと高いので
その分はもう、あのう、サービスにしてもいいかなと
思ってたところで・・・」
なんだか間にはさまってしどろもどろ。
人は好さそうなんだが、それとこれとは別問題だ。

標題は蝦蛄本体に関わる騒動だったのに
ひょんなことから別件の、
そしてこっちのほうがよっぽどの大騒動に発展しちまった。
ウンザリだけど、続きがあるので次回もこの話題。
どうにか早めに切り上げ、
明日は蝦蛄自身にご登場、願いたいものだ。

 =つづく=


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2010年10月25日(月)

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