「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第1193回
今日も決め手の串を焼く(その1) =土曜特別版=


 ♪ 男だったら 一つに懸ける
    掛けてもつれる 決勝戦
    誰が呼んだか 誰が呼んだか オカザキ シンジ
    花のカタール ドーハの歓喜
    今日も決め手の 今日も決め手の 弾が飛ぶ 

    野暮なイエローは 受けたくないが
    受けて止めたい 敵もある
    ズルい奴らにゃ ズルい奴らにゃ 先手を取るが
    フリーのシュートは フカしてしまう
    とんだ事さと とんだ事さと 苦笑い

    球はときには 曲がりもするが
    曲げちゃならない ペナルティ
    何処へ蹴るのか 何処へ蹴るのか ホンダケ イスケ
    なんだかんだの 中近東で
    胸に思案の 胸に思案の 球を蹴る    ♪

いや、ノッケから失礼いたしやした。
ご存知、「銭形平次」の主題歌でござんす。
毎週水曜午後8時の8チャンネル。
チャン チャン チャン チャーン 
で始まるあの番組が懐かしゅうござんすね。
大川橋蔵と香川美子もさることながら
敵役の三ノ輪の万七役、遠藤太津朗が実によござんした。

本来はお休みの土曜日に号外を発行するのは
当コラム始まって以来、初めてのことであります。
なぜって今晩の天王山を前に
矢も盾もたまりませんもん。

それにしても香川の離脱は痛い、痛すぎる。
今さら死んだ子の歳を数えても仕方がないから
アニマル浜口の父っつぁんじゃないが
気合だ〜! これでいくしかないか。

とにかくCK、FKのセットプレーは要注意。
いや、要注意じゃ甘いな、厳重注意でいかずばなるまい。
相手がオージー野郎のデカブツになると
今野が朴智星に犯したみたいなファウルも
さほどバイオレントに見えず、見逃してもらえるようになる。
サッカーではこういった駆け引きがとてつもなく大切なのだ。

さて、今回は「銭形平次」に因んで
日本橋小網町の「銭形」におジャマする。
この店は銀座の和食店「銭形」の暖簾分け。
本家のほうは創業時に「銭形平次 捕物控」の原作者、
野村胡堂の了解を得て「銭形」を名乗ったという。
ここはまた、豚肉の生姜焼き・発祥の店としてもつとに有名だ。

生姜焼きも頼めば作ってくれるが
小網町「銭形」の名物は元祖・紫蘇巻焼鳥。

もも肉にしその葉が巻かれている
photo by J.C.Okazawa

何とこの紫蘇巻焼鳥は特許667809号を取得している。
こういうものにも特許があったんですねェ。
パクリとやるとさすがに特許、只者ではなかった。
肉汁がにじみ出てきて、口中に滋味がパッと拡がる。
いや、けっこうじゃないですか。

もう一つの名物、つくねを続けていただく。

ちょっと見は、たこ焼き風のつくね
photo by J.C.Okazawa

こちらも紫蘇巻に負けず劣らずであった。
まだ四十そこそこの店主が
今日も決め手の串を焼いている。

           =つづく=


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2011年1月29日(土)

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