「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第1200回
てんやわんやの1ヶ月

2011年も早や2月の第2週である。
それにしても1月は12月並みの忙しさだった。
歳末の多忙には慣れっこだが
例年、年初はのんびり過ごしてきた。
ところが先月はやたらにイベントが多かったのだ。
ちょいと振り返ってみよう。

初詣は2日に済ませ、第2週は立て続けに新年会。
日曜を週の初めとすると2日はすでに第2週なのかな?
すると第1週は元日の1日だけなのかな?
まっ、いいか。
とにかく麻雀の打ち初めをこの週に開催したが
メンバーが異なるので2回に分けた。
かたや3日の真ッ昼間より、こなた松の内は平日の夜だ。

第3週にも新年会が入っており、
これは高校の同期生の集まり。
あとは錦糸町トリフォニーホールで福原彰美ピアノリサイタル。
シューベルトの「水の上で歌う」ほか、
好きな楽曲が多く、心満ち足りた夜だった。
その日はリサイタルの前後に
錦糸町をさまよったので明日にでも紹介しよう。

週末は三越劇場で新派公演「日本橋」の観劇。
芝居は波乃久里子の独壇場であった。
映画「ビルマの竪琴」の水島上等兵、安井昌二が今もゲンキ。
ハネたあとはひいきの新派女優、石原舞子を囲む会。

翌日曜はコラムでも紹介したH大シェフのフレンチナイトだ。
この第4週は多忙が頂点を極めた。
まず月曜は某友人宅で布袋魚の鍋を囲む。
通称ごっこという、ものすごくブチャイクなサカナが布袋魚。
火曜は夜中まで田原町のカラオケスナックにハマり、
水曜は赤坂の「bフラット」でピンクボンゴのライヴ。
友人のK矢サンが仕掛け人で大いに笑わせてもらった。
いや、ただ笑っただけではなく、
各メンバーの音楽的地力・技量に瞠目。
あらたに加わった矢野沙織こと、サリーちゃんもカワユい。
映画「愛の嵐」のシャルロット・ランプリングを連想させ、
倒錯したエロチシズムの匂いも。
チャンスがあったらぜひご覧いただきたい。
絶対に損はしません。

ハナ木は青山円形劇場「ちんけさんと大きな女たち」を観劇。
やはり友人のH津サンの令嬢、桜乃まゆこが出演しており、
彼女の応援に大挙して押しかけた。
芝居自体はどこかチグハグ感が否めず、
リーダーの近藤芳正は舞台に向いてないのでは?
ほかの出演者がすべて女性の変わった芝居は
美女・醜女が入り乱れ、コンパクトなわりににぎやかなステージ。

ハナ金は浅草へ出張り、吾妻橋のどぜう屋「ひら井」にて
東海林さだおサン&中野和雄サンを囲む会。
2人の大御所に熟れた(熟れすぎた?)美女も集い、
楽しい夜だったのでこれもまた紹介しよう。

翌土曜は日本橋「ダンドロ ダンドロ」でグルメ会。
テーマ食材はジビエであった。
イタリアはヴェネト州でとっつかまった野うさぎと
国産うずらのコラボレーションは
皿数が多いうえ、いずれもボリュームがありすぎて
うさぎロースト・ゴルゴンゾーラソースは
とうとう“おみや”になってしまった。

翌第5週の日曜は日暮里のホテル・ラングウッドで
桐山部屋のさよならパーティー。
来場所から朝日山部屋に統合され、桐山親方は部屋付き親方に。
そんな矢先の八百長問題勃発であった。
出世頭の徳瀬川の三役も見えてきたことだし、
こんなときこそ部屋を上げて一層の奮闘努力を期待したい。
ところでこのパーティーでは
われらが高校同期のオヤジバンドがデビューした。
結成した当初はどうなることかと気をもんだが
どうにか恰好がついてきて
こちらの成長と発展も実に楽しみ。

結局、この週も連日、飲み食いに明け暮れた。
われながらバッカじゃないの?
CPの高さを誇る日本橋「鮨 山沖」。
世に知られた亀戸の本家、「亀戸餃子」。
裏町に怪しい灯りを点す、余丁町「蛍」。
本郷の最高学府、「東大第二食堂」では
年に1度のワイン祭りときたもんだ。
そして締めくくりが横浜・伊勢佐木町「龍鳳」の春節を祝う会。
この夜はアジアカップ決勝を
ハマのホテルで観るハメに陥ったのでした。


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2011年2月8日(火)

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