今日から食卓が豊かになる
おいしくて簡単にできる

第55回

ゆで豚  ゆで豚


四川料理にも似たものがありますが、
豚バラ肉をゆでて冷やし、
薄切りにした料理です。
辛みのきいたソースをつけて
いただきます。

これは肉料理とスープが
一度にできてしまうので、
とても経済的です。
そのためにも、ゆでるための湯は、
あまり多すぎないように
適当な量にしてください。
多すぎると、
スープの味が物足りなくなります。

ゆで豚

ゆでた肉はすぐ水にとります。
こうすると食べたときシャリシャリした舌ざわりになり、
ペタペタした感じになりません。
よく冷やすのも大切です。
どちらも、脂っぽいバラ肉なので、忘れないでください。
それにしても、いくら豚バラ肉といっても、
あまり脂ばかりのところでは、おいしくできません。
バラ肉としては少なめのところを選びましょう。

ソースの青唐辛子は、広東で指天椒と呼ばれる唐辛子の一種です。
びん詰のラベルは、野山椒となっていますね。
海南の特産だそうです。
赤唐辛子も入れてありますから、これは手に入ったら、
加えていただきましょう。
肉にこのソースをつけていただきますが、
肉はなるべく薄く、紙のようにヒラヒラに切ってください。
厚いと、脂が口に残るような感じがしますし、
ソースをつけるにも、薄いほうがよろしいのです。

残ったスープは、クレソン、砂肝などを入れて2時間くらい煮て、
西洋菜湯にしていただくのが、私どもではいつものことです。
これはこちらにありますので、ぜひ作ってみてください。
すばらしくおいしいスープです。



材料
豚バラ肉(固まり) 500グラム
小さじ1
しょうゆ 2分の1カップ
赤唐辛子 3本
青唐辛子(びん詰) 10本
大さじ1
にんにく 2片
ごま油 大さじ1〜1と2分の1


作り方
1. 肉はたこ糸て堅くしばって形を整え、肉がかくれるくらいの湯を沸騰させ、塩を入れた中でゆでます。弱火にし、そのまま沸騰直前の状態で1時間くらいゆでてください。
2. ゆで上がったら、取り出して水にすぐつけ、またすぐ水から出して冷蔵庫に入れ、よく冷やします。
3. 食べるときに紙のようになるべく薄く切ります。
4. しょうゆ、赤唐辛子と青唐辛子、にんにくのみじん切り、酢、ごま油を合わせて混ぜたソースに肉をつけていただきます。


調理のポイント
いただくときには、脂の多い肉なのでなるべく薄く切ると脂も気になりません。
ソースには辛みをきかせるほうがよく合います。
ゆで汁はスーブにします。従ってゆで汁の量も適度にしてください。あまり多いとスープが水っぽくなってしまいます。

←前回記事へ 2004年5月19日(水) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ