第46回
Yahoo!オークションで騙されない為に!
ロレックス 後編

読者の皆様、筆者タニグチの「脱線」に最後までのお付き合い、
ホントにありがとうございました。
今回は「脱線編」の最終回ということで、
実用オマケの「ロレックス-機種別真贋判定方法」でございます。


(撮影:谷口光弘)

●デイトナ
・偽物はクロノグラフ針が秒針として機能している。
・偽物はベルトバックル裏の刻印が不明瞭。
・偽物はクロノグラフボタンをプッシュしても動作しない。
・偽物はスモールセコンドや30分積算計、12時間積算計が動かない。
・黒デイトナの場合、ロゴは本物はホワイトだが、
 偽物はシルバーを使っている。

●サブマリーナー
・安い偽物はサイクロップレンズが機能していない。
・偽物は夜光インデックスが暗い。
・ベルトバックルのプレスが弱く、王冠印がぼやけている。
・偽物はリューズがねじ込まれすぎ。
・偽物はブランドネームがシルバー(本物はホワイト)。

●シードゥエラー
・安い偽物はガスエスケープバルブが無い。
・偽物は裏蓋のロレックス社の刻印が無い。
・偽物は風防がミネラルガラスである場合が多い
 (本物はサファイヤガラス)。
・本物はベルトブレスがエクステンションベルト(註1)になっている。

●エクスプローラー1(現行型)
・本物はインデックスの数字(註2)が金属の縁取りになっている。
・偽物は夜光インデックスが暗い。
・偽物はベルトバックル裏の刻印がぼやけている。
・偽物はステンレスケースが厚い

●エクスプローラー2(現行型)
・偽物は短針が単独で動かない。
・偽物はブランドロゴの位置が下にズレている。
・偽物は目盛り(分)が長い。
・偽物はサイクロップレンズの性能が悪い。
・偽物にはGMT機能が搭載されていない。

●GMTマスター2
・偽物は逆回転防止ベゼルになっている(本物は両回転)。
・偽物にはGMT機能が搭載されていない。
・本物はベルトバックルがフリップロック式。
・偽物は風防がミネラルガラスである場合が多い
 (本物はサファイヤガラス)。

●ヨットマスター・ロレジウム
・本物は風防が球面になっているが偽物は平面。
・本物はフリップロックの折り返し部分に王冠マークが入っている。
・日付の書体が偽物は細く角張っている。
・偽物はベゼルのエッジ(ギザギザの部分)が大きい。

さて、「脱線編」は今回でお終いです。
皆さん悪徳業者等に騙されないようにホント気を付けて下さい。

次回は、読者の内藤さんからリクエストをいただいた
「絶対にウィルス感染しないパソコン」です。お楽しみに。

追記、以上のことから、オークションで買っても大丈夫なロレックスが
1種類判明するのですが、分かりました?
答えは次回で(笑)。


註1: ウェットスーツの上からでも着脱できるように
サイズの変更できるベルトのこと。

註2: 3時、6時、9時位置にあるアラビア数字のこと。


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2002年12月5日(木)

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