第153回
パソコン教室を経営するゾ! その2

さて、それではパソコン教室の実務です。

パソコン教室を開校しようと思えば、
まず必要なのは場所と設備。
ここでは初心者向けの一般的な教室を例として考えてみます。

まず、教室のサイズ。
これは生徒数や設備を考慮して決定するのがベストですが、
一般的に個人経営でいちばん多いのは
六畳間サイズの教室だと言われています。
この教室内に用意するパソコンは
Windowsマシンが6台(もちろんMacでも可ですが、
経営的にはあまりオススメできません)。
これに生徒のレベルに合わせた
アプリケーションソフトが必要となります。
プリンターやスキャナーといった周辺機器は、
授業内容に合わせて用意すればOKです。
オーバーヘッドプロジェクターといった
機材があれば最高ですが、
六畳間で使用するとなると逆に使いにくいかもしれません。

さて、次に必要なのは講師のスキルです。
最初からスキルのある講師を雇用するだけの
資本のある方は問題無いのですが、
中小教室の場合、経営者自身が
講師として授業を行うというパターンが多いと思います。
月謝をもらって人に教える以上、
ある程度以上のスキルを持っているのは当然のことです。
しかし、実際にパソコン教室で他人を指導するとなると
もっと必要になるスキルがあります。
それは「初心者に対して
いかに分かりやすく指導することができるか」これです。
これが講師として非常に重要なスキルとなってくるのです。
つまり、いくらパソコンに詳しくても
「パソコンオタク」にパソコン教室の講師は
無理ということですね。

なお、パソコン関連の資格を持っているとなにかと便利で、
MOT(マイクロソフト・オフィシャル・トレーナー)や、
Mac利用技術能力検定、一太郎検定などを取得していると、
生徒募集に対してはある程度の威力を発揮するようです。

次回へと続く。


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2003年3月22日(土)

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