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34.レストラン格付けABCD



雨。雨。雨。(ここ最近1週間ずっとこんな天気です。)
今年はやけに雨の日が多い北京。
オリンピック期間中に雨を降らさないようにする為、
今のこの時期に意図的にタップリ降らせているんです。

冗談です。そうじゃないだろうか?と疑いの目を持って過しています。

今日はそれと同じぐらい不思議で不思議でしょうがないお話をします。
タイトルのレストラン格付けABCDです。
さーこれは一体なんの意味があるのでしょうか?
最近街の至る所で等級が書かれたプレートを見かけます。

この写真をご覧頂くとお分かりの通り。
北京市衛生局からのA〜Dのランク別単位です。
初めて北京を訪れる方にとって、このランクプレートを見せたら
「あーなんだ。ここはB級なんだ。あんまりレベルが高くないレストラン?」
と早合点してしまいます。

実はこれ北京市が行なった食品安全対策の一環で
北京市内に点在するレストランの衛生レベルを数値化しているのですね。
今年3月に行なわれた調査では
A級 2万店弱 (厨房管理もしっかりしていて食中毒等の危険性はない)
B級 1万4千店弱 (完璧ではないが、そこまで言うほど危険性はない)
C級 1万8千店強 (もう少し頑張って管理してください。そうすれば大丈夫です)
D級 150店強 (このままだと大変な事になるので、大至急改善してください)
と、こうなっているのです。
注:括弧内は個人注釈ですが、あながちはずれでもないような気もします。

私も既に北京に住んで3年手前に差し掛かっていますが
この国の衛生レベル管理には今でも本当に驚く事があります。

話がすこし逸れますが以前ご紹介した19回コラム参照羊肉屋さんなんかは
お世辞にも綺麗とは言えず、B級グルメはおろか、
D級グルメに匹敵するレベルだと思っています。
それでも好き好んで行くのは
それなりに美味しいですし、なにより自分で選んだお店です。
それでお腹を壊してもそれは自己責任の範囲内だと思っているからです。
こんなお店がこの街には私が知らないだけで、まだまだ数万店あるはずです。

もう一度上のA〜Dまでのランク表をご覧下さい。
あくまで、上のランク表は北京市内のレストランの格付けですので
19回コラムのようなお店ではありませんが、A級のお店に行って
例えば食中毒になったとしたらどうなるのでしょうか?
はたまた、噂話で申し訳ないですが、このA級という栄えある格付けは
実は○○万元で買えるとか?買えないとか?憶測も飛び交っています。
真相はわかりませんが、謎だらけというのは確かです。

よく聞くのは、突然衛生局に入られ理不尽な罰金を取られた!
なんていうのもよくありますし。
最もC級やD級にランク付けされたレストランにとってみれば
このランク付けが今後の商売に少なからず影響を及ぼす事は
間違いありません。

このランク付け、本当に必要なのかそうでないかの
真相・真意は分かりませんが
表面上はうまく繕って、後でぼろぼろと裏側が見えてこなければいいのですが。。。

日本のようにしっかりと衛生基準を満たしている
レストラン・加工業・その食品業界ですら、
近年、偽装問題や混入問題、いろんな問題が起こるなか、
それらを教訓に今後の中国の食品業界が成長できるかどうかが楽しみです。


2008年7月2日(水) <<前へ  次へ>>