ガンを切らずに10年延命-関根 進

再開!元週刊ポスト編集長の目からウロコの体験秘話!

第207回
よく噛む――「口福」(こうふく)のすすめ

まえに、このコラムで、
第45回≪『よく噛む』が幸運・幸福の鍵≫と題して
103歳で元気に長生き。
連続5回も世界一周旅行を楽しんでおられるという
九州・福岡の「しいのみ学園」理事長・
f地(しょうち)三郎さんの話を書いたことがあります。

「(f地三郎さんの)長寿の秘訣は
『腹八分目』と『噛む習慣』にあるというのです。

先生は著書の中で、
『子どもの頃、母親から
ひと口30回噛む習慣をつけられた。
よく噛めば小食になり、肥満にもならない。
私は生涯で、普通の人の半分しか食べないでしょう。
なにを食べるかではなく、
いかに食べるかが大事なのです』と語られています」と。

長寿幸運のヒケツは、
「長生きすれば良いことがある」
「一口30回噛む」にあるというわけです。

103歳のf地さんのことを教えてくれたのは、
マクロビオティック正食協会認定の指導員で、
九州・久留米で自然食品店
「産直や蔵肆(さんちょくやくらし)」を経営している
久(つるひさ)ちづ子さんですが、
その久さんから、こんどは、
「命の入り口 心の出口<1>」という
ブックレット[冊子]版の本が送られてきました。

これは「口は健康のシグナルであり、
全身の病気とはつながっていること」
――やはり「噛むことが健康のもと」として、
詳細な医療現場取材を続けた西日本新聞の連載コラム、
「命の入口 心の出口」
(2009年11月22日〜12月1日、2010年1月31日〜2月15日)
をまとめたものです。

「人の健康度がわかるのは、
何を食べたかより何を出したかの方だ」
「私たちに欠けていたのが、
『食べる』と『出す』の間にある『噛む』だ」
「医療のプロと呼ばれる人たちも含め、
私たちが噛むことや食生活という、
極めて日常的な行為を軽視しているからではないか」
「命の入り口 心の出口である口を大事にすれば、
それは“口福”(こうふく)を呼び、豊かな人生につながる」――
と、西日本新聞社編集委員で
「食卓の向こう側取材班」の佐藤弘さんが述べています。
頁をめくる毎に、「なるほど」と納得する
タメになる話が満載されていますから、ぜひ読んでみましょう。

≪『よく噛む』が幸運・幸福の鍵≫という僕のコラムでは、
岡山大学医学部・歯学部付属病院・小児歯科・歯科医師、
岡崎好秀先生が書いた面白くて為になる勉強漫画の本=
「カムカム大百科」(画・勝西則行)について
紹介したことがありますが、
もちろん、この西日本新聞のレポートでも
岡崎医師が登場して
「噛むことの効用」を述べておられます。

「歯の話といえば、歯磨きか、
甘い物を食べないという話になりがちだが、
歯は歯磨きするため、虫歯になるために生えてきたのではない。
噛むために生えてきたのだ。」と。

(次回に続きます)


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2010年7月26日(月)

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