ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第12回
末期ガン?「いっときでも機嫌よく過ごしたい」

今回は、肝臓にも転移があり、
まだまだ予断を許さない状態が続きますが、
帯津三敬病院という、稀有の生命場のパワーに包まれ、
執刀医の心情と技量に信頼。
あとは、例によって「わが運」に賭けたわけです。

僕は、帯津先生から、
「第4期の胃ガンで肝臓転移もあり、
そうそう楽観視を出来ない」と診断をいただいたとき、
僕は、あらたに腹を決めるといいますか、
もし、神様が、まだ、この世に
お前の役割があるとお考えなら、生かしてくれる。
いや、あの世での“就職口?”が決まっていれば、
すぐに彼岸に旅立つことになるはずだ――
そう考え、今回、入院して胃の手術を受ける決意を
つぎのように考えたすえに、ホリスティックな治療では、
日本の第一人者である、帯津良一先生に
お願いの手紙にしたためたこととなります。

「一気に強い抗ガン剤で、
すべてのガンを叩いて治すというような
荒治療はどうしても望みません。
おかげ様で、この12年間、≪食道ガンを切らず≫に、
元気にゆったりと過ごさせていただいたわけで、
また、さらなる原発胃ガン、さらに
各臓器への転移が悪化するにしても。
わが心身の生命場全体のエネルギーを高め、
やがて齢70歳、寿命尽きるならば、ゆったりと、
あの世にスローランディングしていきたいと思っています。
いっときでも、≪ご機嫌な≫時間を持ちたいので、
よろしく、次なる闘病戦略をお願いしたい」・・・と、
いよいよ手術入院が決まった前の週に、
帯津博士、鈴木主治医に
こんな手紙を書きました。

もし、一流のガン専門病院や大学病院に入院すれば、
「よく、こんなにひどくなるまでほっといたものだ。
あんた≪余命半年≫だといって、
胃や腹部リンパの拡大手術、
そして、胃と肝臓のガンを撃滅するという
強い抗がん劇薬を注入され、
苦しみと痛みの煩悶のなかで、
急速に、人生も幕を閉じる――
それが明らかに思えたからです。

ともあれ、巨大な腫瘍を抱えた胃を切ることに
とどまらず、以後のホリスティックな治療、
わが心身全体の生命場のエネルギーを上げて、
自らが持つ自然治癒力に活力を入れて貰う――、
その養生努力のすえに寿命尽きれば、
ゆるやかに彼岸に旅する――
そうした「いのちのスローランディング」の戦略を
お願いしたことになります。


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2010年12月5日(日)

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