ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第18回
続・ホリスティックな病院って何?

ただし、僕の入院した帯津三敬病院()は、帯津良一院長が、
日本ホリスティック医学協会会長であるように、
その持論である「ホリスティック医学」を基盤にしていますから
分かりやすく言えば、
患者の希望次第で、西洋医学の他に、
東洋医学の気功や漢方薬、
さらに、最近ではホメオパシー(詳しくは後述)という、
とくに患者の精神性や自然治癒力を重要視した
西洋医学のユニーク療法も、組み合わせて、
いのち丸ごとを見る――、
患者一人一人にあった、
オーダーメイドの治療の機会が与えられる――、
実に、日本では稀有な病院なのです。

たとえば、入院中の食事の責任者は
ベストセラー書「粗食のすすめ」の著者・幕内秀夫さんですから、
朝食には、ハト麦やクコや
ユリ根入りなどの「漢方粥」もリクエストできます。

僕は、今回、検査入院と合わせて、
約40日間入院して、手術・治療を受けたのですが、
検査と診察と治療の合間に、
時間があれば、患者の希望次第で、気功を習う、
鍼灸、びわの葉温灸、アロマセラピーにかかれる、
イメージ療法やカウンセリングも受けられる・・・
一流のリゾートホテルのセラピーサービスなど
及びもつかない医学的、専門的な
「癒しのケア・シフト」がそろっているところが特徴です。

ズバリ、ホリスティックな病院とは、普通の病院と違って、
「身・魂・心の患者の生命場全体のエネルギーを高め、
ただ薬の力ではなく、自然治癒力という、
自らが秘める「生きる勇気、生きる希望」を喚起しよう」と
癒しのケアが手厚く用意されているところが
特徴といったらよいでしょう。

僕は、いままで、帯津医師の病院を
理屈でしか理解していないところがありましたが、
実際に長期入院してみて、
帯津良一院長や山田幸子・元婦長さんの
「気功教室」も院内にある道場で見学体験できました。

病院内の道場で気功を教える山田婦長

僕自身、持病に椎間板ヘルニア・頸椎ヘルニアがあるために、
何度も、鍼灸治療にもかかり、深呼吸法を覚え、
身・魂・心の全体のエネルギーを高める、
ホリスティックな医療を十分に満喫。

さらに、スタッフの心温まる支援に包まれて、
こうして、末期ガンと向き合う窮地から、苦しみながらも回復。
いまのところ、なんとか推移しているのです。

 帯津三敬病院 http://www.obitsusankei.or.jp/


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2010年12月11日(土)

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