ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第20回
むくみ対策!患者の「直感的な養生工夫」

もし腹水がたまるようになれば、
末期ガンの様相はますます緊迫してくるわけですから、
化学薬に頼るのではなく、
患者が日常生活で備える工夫は、
ささやかでも、いろいろ出てきます。

自然治癒力を喚起する、
いわゆる「見えざる力」「癒しの力」
「希望のエッセンス」を引き出す、
日々の「直感的な養生工夫」が
患者サイドに求められ知ると思います。

健常者から見れば、些細なことでしょうが、
足のむくみを防ぐためには、
腕や脚の根元をしめつけないこと、
長時間、同じ姿勢で座らないようにし、
体をしめつけない、
ゆったりとした下着やシャツを身につけこと、
入浴や散歩などの軽い運動をすること――、などなど、
カミさんと二人三脚で、
心身全体のバランスを良くするように心しているわけです。

たしかに、血液検査の数値でも、
アルブミン(たん白質)が低い。
帯津三敬病院の鈴木毅医師には、
定期的に通院で診察を受けていますが、
これからは、胃の術後の回復ばかりか、
肝臓転移、膵臓転移、さらに腹部リンパ浮腫、
そして、肺や心臓など、
生命維持の中心臓器への影響をくわしく見つつ、
「次なるいのちのレベル」を上げる、
治療・養生・生活設計が欠かせない状態なわけです。

鈴木毅医師からは、
なるべく、たん白質をとるように言われていますが、
前からかかっている、
鍼灸師・気功師の鵜沼宏樹さんの
鍼・温灸に通って改善を図るようにしています。
漢方では、気の働きが落ちると、
水分代謝が悪くなり浮腫みを生むと考え(水毒)、
内臓機能を高めるように、
ツボに温灸をしてもらっています。

栄養不足、貧血、肝臓機能低下が引き起こす、
むくみの激しい時は、体がだるくなり、頭痛までしてきます。
夜中に腫れてくると、眠れなくなります。

では、どんな「直感的な養生工夫」をしたか?
僕に12年前にマクロビオティックを教えてくれた
M子さんが、むくみの水毒をとるには、
「切干大根の煮出し汁」か、
「小豆の煮出し汁」を飲むのが良いと、
アドバイスしてくれましたので、
カミさんが作ってくれて、飲むように心がけました。


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2010年12月13日(月)

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