ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第22回
院長講話/ガン治療も「戦略的直感」の時代だ

僕が入院した川越の帯津三敬病院は、
いわば、日本唯一のホリスティック医療
(心身全体を見る医療)の牙城ですから、
西洋医学の最新設備はもちろんですが、
帯津医師の得意とする気功、さらに鍼灸、
食事療法といった東洋医学、さらに、
ホメオパシー療法(同種療法)やサイモントン療法(心理療法)
などスピリチャルな代替療法の指導者スタッフも大勢いて、
適宜、患者のリクエスト次第で、利用活用できる
システムが完備しているのが特色です。

日々、診察に、講演に、執筆に忙しい
帯津良一名誉院長ですが、
週一回、早朝は、先生指導の気功道場が開かれ、
週末金曜日の夕方には、「院長講話」と題する、
帯津医師の独特の最新の講演を拝聴することが出来ます。

僕も、退院の1週間前くらいの金曜日に元気も回復してきたので、
早速、1階の道場で開かれる帯津医師の講話を聞きに参りました。
題して「自然治癒力を得るためには
≪戦略的直感≫を大事にしよう」
という内容でした。
僕は、まさに、この病院のホリスティックな医療実践の場の中で、
再び、いのちの回復を得たわけですが、
多くが手術や検査といった「いのちの戦術」の部分といえましょう。

この病院の大きな特徴は、
帯津医師がいつもおっしゃっている
「いのちの戦略」をどう患者がたてるか?
それをサポートしてくれるところにありますから、
これは良い話が聞けそうだと、
身を乗り出して聞きました。
以下、皆さんにもそのサワリを紹介しますので、
イザ、いのちの危機に見舞われた時
参考にして貰いたいと思います。

               *

今月、ハワイで日米の「ホリスティック医学」の医師たちと
講演する機会がありまして、
私は「クライマックスの死」と題して、
「病気こそ戦略的な直感を大事にしよう」という話をします。

先日、「戦略は直感に従う」という翻訳本を読みまして、
これはいわゆる戦争論の話ですが、
ますます、病気の治療にも
「戦略的な直感」が大事になって来たと思いました。

というわけで、この本をネタにしてハワイでは講演しますが、
直感的戦略論といえばクラウレビッツの「戦争論」が有名ですが
この本にもその「直感の4要素」が取り上げられています。

「直感の4要素」は以下だというわけです。
1・歴史の前例をよく勉強し応用する
2・ここから平常心で選ぶ
3・ひらめきが大切だ
4・途中で投げ出してはいけない

今医療の世界では、
エビデンス(科学的立証)ばかりが尊重されていますが
むしろ、「見えざる力」=直感によって、
現実のいのちとは、左右されている・・・
この「直感と戦略」の統合が大事だ。
これからの時代は「見えない力と場のエネルギー」を大事に考えて
直感的にいのちの戦略を、ひとりひとりが身を置く「場」の中で
考え編み出していくことが必要です。

               *

以上が帯津医師の講話のサワリですが、
深い話だとお思いませんか。
この帯津三敬病院という「生命場」の「戦略的直感」のお蔭で、
僕も、いのちのギアチェンジが出来たのだと、
心底、感謝しました。

先生の「戦略的直感論」は、まだまだ面白い続きがあります。
「一番、自然治癒力のある場は≪浄土≫だ」とか、
「ホメオパシーに対する科学的批判はおかしい」とか、
「クライマックス(究極)の死とは、病院でも自宅でも、
自らが身を置く場で、それぞれが≪ときめきの小爆発≫を重ね、
最後に、大爆発して、わが身は粉々になって、
浄土=自然治癒の最高場に旅立つことだ」
といった話が続くのですが、
くわしくは、先生の講演会や
いずれ出版されるはずの新刊を読んでみてください。
これからの「生き方」「逝き方」の発想が変わることでしょう。


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2010年12月15日(水)

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