ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第27回
末期ガンとは「ゼロからのスタート」

いわば、ホメオパシーは、「西洋の漢方」といいますか、
身体から悪いものを押し出し、自然治癒力を高め、
「見えざる力」で、
「いのちのレベルを次なる高みに上げる」療法といえるでしょう。

僕は、このコラムや単行本で、
「食道ガンを切らずに治す」ために、
この12年間、以下の3つの養生法を基本として励行して来ました。

1.天仙液(日本では未公認薬)による
  「漢方複合療法」(王振国医師)
2.漢方せんじ薬を中心とした
  「ホリスティック療法」(帯津良一医師)
3.玄米菜食によるマクロビオティック食養生法
  (山村慎一郎・食養指導者)

さらに。
1.鍼灸 2.びわの葉温灸
3.冬虫夏草 4.半断食 5.気功

なども加えたりしてきました。

これらが、大いに作用して、僕は、食道ガンを切らずに、
「元気に延命」できた結果となりましたが、
いまおもえば、あれもこれも「治療の戦術」として
使いまくっていた嫌いがあることに気づかされました。

というわけで、ホメオパシー療法という、
現代西洋医学(アロパシー)とは考え方が両極にある
ホリスティックな治療法を選んだのは、
「これから少しでも機嫌のよい人生を全うし、
寿命とともに彼岸に旅立つためには、
いのちの戦略を直感で立てて生きていかねば駄目だ」と
少し、頭を巡らせたからです。

ホメオパシー(同種療法)と
アロパシー(異種療法)どちらが良いか、
どちらが科学的か?といった
巷の論争のように並列で比較し、
アロパシーは科学的根拠に優れているから「軍配」は、
現代の西洋医学にしかない・・・という
紋切り型の結論ではなく、
僕は、いのちの危機に立っている「生身の人間」として、
ホメオパシー療法を、退院とともに、
治療選択の一つに加えたわけです。

僕も、数年前に、短期間でしたが、ホメオパシーも
帯津医師に処方してもらったことがあります。
しかし、あまりにも、
当時は「治療の戦術」にこだわっていたため、
欲張って、あれもこれも服用したためでしょう。
どれが効いているのか?
果たして、ホメオパシーはガン治療に効果があるのか?
と半信半疑となり、途中でやめてしまったことがありました。

しかし、今回の選択は、
まさに「手術」という、ガン戦術を果たした直後、
もうあれこれ、強い抗ガン剤や代替療法を欲張って試しても、
追いかけごっこだ・・・、
「次なるいのちのレベルアップ」には、
今一度「ゼロ」から、わが身・魂・心の全体のエネルギーを高める
ガンの「直感的戦略」が、ますます大事だと悟ったわけです。


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2010年12月20日(月)

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