ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第31回
「転ぶな、風邪を引くな、義理を欠け」

術後、2カ月に突入。
とにかく、術前術後、あれだけの巨大腫瘍を抱えた
胃を切りとり、残胃と小腸とを接合したわけです。
さらにもうひとつ難題=「肝臓転移」やダメージ、後遺症のことを
心配していたらきりがありません。

しかし、あせって、「強い抗ガン剤に頼ることもない」――、
これも再確認しました。
後のことは、それこそ≪じっくり、急いで≫、先生方と
「直感的」に=ホリスティックに、戦略を練ることとし、
とりあえず、ここの段階までの話ですが、
心身のエネルギーバランスが、自然治癒力で戻る――、
この「いのちのギアチェンジ」がうまくいったようで、
カミさんと胸をなでおろしました。
「ああ、俺も、平気で生きているんだなァ」)^0^(。
「いっときでもご機嫌になれたなァ」と
感謝しました。

自然治癒力の喚起が、ガン回復の近道だ――、と、
あまり偉そうな言い回しは繰り返しませんが、
人間生来の「食べて出す」はもちろん、
「足腰を鍛える」「ストレスをためない」「風邪をひかない」・・・
この≪自然に帰れ!≫
「自然本能」に立ち戻ること=いのちの場作ることが
患者としては一番大事だと、
改めて実感、励行することにしたわけです。

昔、このコラムでも触れたことがありますが、
昭和の妖怪=昭和の大宰相といわれた、
岸信介さんは91歳の長命人生を全うされましたが、
その晩年の処世訓といいますか、
元気長寿・健康維持の3原則が
「転ぶな、風邪を引くな、義理を欠け」だそうでしたから、
これは、健常者と患者を問わず、
健康基本として心得なければ
ならないことでしょう。

あせって、「抗ガン剤」や化学薬に頼りっきりになることが、
よくないわけです。といっても、普通、病院に行けば、
化学薬が「最良の処方」と各種大量に薦められますから、
「いのちを助けてくれるのは、自然か? 化学か?」――
いかに、この現行医療システムを巧妙に取捨選択できるかどうか?
僕は、ここに「ご機嫌に人生を全うできるか?」の
鍵が一つ隠されていると思っているわけです。

今回も、不眠症で、たびたび、病院では
「睡眠剤」や「痛み止めの薬」を
貰いましたが、つらつら思うに、下手に多用することは、
胃腸や肝臓に悪いことはいうまでもありません。

在宅養生では、毎日、寝る前に「足湯」か「入浴腰湯」を
励行していますが、
これが快眠を呼びます。
傷口が傷んでいても、翌朝の「ご機嫌」な目覚めを呼びます。
まさに、自然治癒力を喚起しているのでしょう。


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2010年12月24日(金)

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