ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第42回
油断大敵! 逆流嘔吐!

術後、2ヶ月のこと、
僕は、とつぜん、
「後期ダンピング(逆流嘔吐)症候群」に襲われた
胃ガン術後の後遺症・合併症との闘いの話の続きです。

●後期ダンピング症候群
おかげで、術後、しばらく、小康が保たれ、
これでやっと食生活に戻れるかと安心して、
無理に多めに食べはじめる頃、
術後、2ヶ月・・・とつぜん、
こんどは「後期ダンピング症状」に襲われたのです。

手術直後の「早期ダンピング症状」以上に、
食後の「吐き気や嘔吐、めまい、腹痛や
腹部の膨満感、背中の痛み」激しく、
ゆるゆると歩くこともままならなくなったのです。

人間の「食い意地」ってほんとうに呆れます。
油断大敵です。
全身脱力感を伴い、何日も気持ちが悪く、食べては寝る・・・
これを昼間も夜も繰り返し、
歩くと目まいがして息苦しくなってきたのです。
食後数時間後に動悸、冷汗などの症状を呈します。

手術直後の「早期ダンピング」以上に、
食後の「吐き気や嘔吐、腹痛や
腹部の膨満感、背中の痛み」激しく、
めまいや冷や汗、動悸がして、
ゆるゆると歩くこともままならなくなったのです。
人間の食い意地ってほんとうに呆れます。

一体、原因は何か? 
その1つの理由が以下のようなことでした。
胃のほとんどを切除後したわけですから、
食物を貯留する能力が低下しているために、
食べたものがすぐに腸管へと運ばれ、
消化吸収されます。
そうなると、急激に血糖が上昇し、
インスリンの過剰分泌が起こるようなんですね。
*インスリン=insulin
膵臓より分泌される血糖を降下させるホルモン。

実際には、食事の量が増えているわけではないので、
インスリンの過剰分泌は低血糖発作を起こし、
食後数時間後に動悸、冷汗などの症状を呈すというのです。


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2011年1月4日(火)

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