ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第48回
むくみ、肝臓に「おばあちゃんの知恵」(2)

●里芋湿布
できるだけ大きく摂ります。肝臓用として
ジャガイモを中1個
キャベツの葉を1枚呼び水をして
フードプロセッサーにかけて里芋粉に混ぜます。
*里芋粉は、オオサワジャパンやムソ―などの自然食品店で、
簡便なものが購入できます。

少し固めに、1センチ厚にして
お灸または湿布の後に3時間貼ってください。
手当は朝夕各1回計2回します。
冷たいので里芋はストーブなどで表面を温めて貼ります。
冷えてきたらホカロンで温めてかまいません。
手当は週2回程度お休みしてかまいません。
休んだ時は体を動かしたりリラックスできることをおすすめします。」

「足のむくみや腹水のときは、
≪豚肉≫を少し食べてみてください。
もう少し改善すると思います。
また、利尿の促進として、塩味のごく薄くつけた「冬瓜の煮物」
あるいは「第二大根湯」がよいと思います。
また「小豆茶」もいいです。

●第二大根湯
皮付き大根のおろし汁カップ1に対して
3倍の水を足して鍋にかけます。
塩は箸の先につけるぐらいの「ごく少量」いれて火にかけます。
鍋の縁からブツブツ泡が出て沸騰してきてたら、
中心にくる前に火を止めます。
ようするに沸かしてはいけないのです。
それを1日2カップ程度飲みます。
食事で豚肉を少量食べて大根湯を飲むと利尿して
足のムクミが少しずつとれると思います。

●小豆茶
小豆1cup、水5cup、昆布5p
を鍋に入れて30分煮出します。
それを漉して汁だけ飲みます。味つけはしません。
これは主に下半身の浮腫をとります。」

前にも書きましたが、
いわば、東洋に伝わる伝統療法=
「おばあちゃんの知恵の手当て法」ですが、
山村さんの望診法とは、病院でも教えてくれない、
東洋医学の易や陰陽五行説に基づいたホリスティックなものです。
もちろん、信じるか信じないかは自由です。

山村さんによれば、顔というからだの一部分にも、
体全体の情報が現われるといいます。
顔や体の状態を見て、健康状態や性格、
今まで食べてきたものまでが判る。
健康状態のトラブルがわかれば
改善のための食事のとり方も理解できる。
無理矢理食べたいものを我慢するのではなく
自分にあった食事の仕方を無理なく進められるように計画する・・・
山村さんのマクロビオティックって、
「マニュアル一辺倒」や「杓子定規」を否定する、
じつに体感的かつ直感的な柔軟な発想を取り入れています。

とくに、中高年の患者なら、
「いい加減」ではなく「よい加減」を直感して、
基礎体力の回復計画を練り、そして、
新たな適正バランスの生活に戻す・・・という
古来の薬食同源に基づく
自然治癒力の喚起の発想だと思います。


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2011年1月10日(月)

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