ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第52回
ときには大笑い――「ケツの穴によろしく?」

「延命13年」ともなると、図々しくなるのでしょう。
ガンの災難に襲われても、あまりストイックに考えたり、
悲観主義にはまったりすることから、
逃れられるようになってくるから不思議です。
年格好もあるでしょうが、そのきっかけは、
多くの「良友」「良縁」からもたらされるもののようです。

もちろん、「おまえも、とうとうお陀仏か?」
「自業自得。おまえはおかしな漢方薬信者だナア」などと、
僕とは意見の違う人もいると思いますが、
これまでを振り返り、また、これからを予測してみるに、
もちろん、将来のことは神のみぞ知る世界ですが、
次々と「次なる人生のステップアップ」は感受出来て、
本当に日々「ときめく」といいますか、
「サプライズ」させて貰うことが増えてくることは不思議です。
人間のいのちって、決して、
各種医療や薬のマニュアル通りに、
杓子定規に左右されるものではありません。

さて、後輩のイケメンくんから賀状メールが来ました。
「おやじさん
70代で、おやじさんのように
iPhoneやiPadを楽しんでいる人も少ないでしょうが、
クラシック音楽だけでなく、落語なんぞもダウンロードして、
≪笑いと癒しの時間≫を多くしたらどうでしょうか?」

うん、たしかに、気心の知れた親友たちと
バカ話をしたり、情報を得ることはストレスが解消します。
とくに、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の「五感」を
フルに楽しませることは、大切ですし、
日々の生活を豊かにしてくれることは間違いありません。

僕は、クラッシック音楽が好きで、
とくに鳥のさえずりにも似たモーツアルトの曲や、
単純なメロディやリズムの繰り返しを嫌う人もいますが、
バッハやヘンデル、ハイドンなどのバロック音楽を聴いたり、
CSテレビのクラシック専門チャンネルで聞くのが、
「ご機嫌な時間」を多くしてくれているように思っています。

ちなみに、モーツアルトといえば、
「曲を聞いた乳牛の乳の出がよくなった」という
有名な逸話があります。
そういえば、天才モーツアルトは
僕がいま主治医の帯津医師から処方を受けている
ホメオパシー療法の創始者・ハ―ネマンと同時代の人で、
「癒しの直感」「パワーアップの直感」に
共通性を持つような気がしてなりません。
当時は「瀉血(しゃけつ)」といって
血を抜く荒っぽい医療が正しいと考えられた時代でした。
*瀉血とは、中世、近世ヨーロッパで使われた、
人体の血液を外部に排出させて症状の改善を図る治療法。

それはともあれ、
「笑う」「ジョークを飛ばす」「癒す」「ときめく」・・・
直感・感覚・予感の時間を多く持つことは、
患者にとって、とくに大切です。

そして、イケメンくんと、クラシック音楽や落語、笑い
の効用について話している頃、
とつぜん、≪ケツの穴によろしく!≫というメールが、
親友の絶倫くんから飛び込んできました。
思わず、昔話を思い出して大笑いしました。(^0^?


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2011年1月14日(金)

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