ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第55回
 「ガン闘病法は加齢と共に変えるべきだ」

加齢に伴う人生の「游息自在」のすすめ=
「患者は壊れた機械にあらず」
「養生法は加齢と共に自在に変化させるべきだ」
という考え方について、
僕の敬愛するマクロビオティック食養生法の始祖・
桜沢如一さんも、
次のように名著「食養人生読本」で書いています。

「自分の人生については、自分が1番よく分かっているのだから、
60歳を過ぎたら、自分の判断で食べたいものを食べたらよい」
――という話の続きです。

まえにブログや拙著でも書きましたが、そういえば、
僕のマクロビオティックの食養指導者の
山村慎一郎さんからも
同じような養生発想の自在・柔軟性について、
その大切さを教えて貰った事があります。
その記事のサワリは以下です。

≪ガンやアトピーといった難病で、
西洋医学では手におえない状態であれば、
食養指導者と相談して、
数ヶ月は厳しく玄米菜食のルールを守って、
肉や油で酸化した体を戻す、血を綺麗にして、
ガンなどに負けない体質に作りかえることが大切ですが、
体が改善されて、玄米菜食に慣れてきたら、
週に1度くらいは、食材の範囲をゆるめることも
ストレスをためないで、
長く玄米菜食を続ける秘訣だと思います。

僕の食養指導者の山村慎一郎さんも
「いい加減」ではなく「よい加減」で、
上手に過ごしましょうと、
よくいいますが、「体は食べるものが作っている」
さらに「体は自分が1番よく分かっている」わけですから、
やはり、自分のペースを掴んだ
「しなやか玄米菜食」が人間らしい自然なあり方だ≫(以下略)。

こうした自在発想とは、
ガチガチに凝り固まったといいますか、
「静的な発想」にこだわった養生法・治療法に対するパロディ、
いや、「杓子定規の医療神話マニュアル」に
こだわる者への警句だと思います。

とくに、胃ガン手術の後、
70歳を超えた爺さんが、術後、基本体調と栄養状態を回復させ、
さらに、むくみや腹水防止、肝臓転移防止のために、
少量ですが、たまごやハムなどの動物性たんぱく質を摂ったことは、
すでにレポートしたとおりです。
別に玄米菜食者のいいわけではありません。
患者にとって柔軟工夫、直感発想こそ、
「いのちの宝」「自然な処世術」だと考えているからです。

幸いなことに、僕なりの直感闘病の結果、
日増しに体力、栄養状態も回復、
おまけに、いつも僕が愛飲している
リブレフラワー(玄米全粒粉 )のスープも美味しくいただけて、
栄養バランスのとれた消化吸収、
そして、排便、排毒も戻って来たのは
とてもうれしいことでした。


<株式会社シガリオ>
 http://www.cigario.co.jp/


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2011年1月17日(月)

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