ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第63回
「日本列島改造・いのちの鎖」論(6)

日本近代史の歴史的運命=時間呪縛、
100年前の「幸徳秋水・大逆事件」については、
昨年8月22日のNHK教育テレビ(大阪)で
「埋もれた声〜大逆事件から100年〜」と題する特番が
組まれたという話の続きです

このNHKの特番は
差別問題についてもしっかりと触れた内容でしたが、
テレビ評など、マスメディアは
大々的には取り上げませんでしたから
番組を見た人は少なかったでしょうが、
「ジャーナリスト」(2010年9月25日付け)という
専門紙に評論が掲載されたようです。
この評論のコピーを送ってくれたのは、僕の後輩で、
いま大手出版社の法務関連の担当をやっている
役員のY君でした。

ちなみに、詳細を勉強したい人は、
一昨年刊行した、拙著「大逆事件異聞―
大正霊戦記−沖野岩三郎伝」といった本もあります。
古書店に行けば「大逆事件」の先輩ジャーナリストや作家による
専門書もたくさんあります。
ひも解いてみてください。
(なお、拙著は、3月11日から、
株式会社イーブック イニシァティブ ジャパン
http://www.ebookjapan.ebj
から電子出版されます。)

さて、古いイデオロギー=静的誤魔化し論が通用しない、
混迷しにして混沌な情報時代に入ったからこそ、
地に足をつけた「ホリスティックな戦略」とも呼ぶべき
「日本列島改造・いのちの場」論に立つ逆発想法が、
必要とされていると、僕は勝手に考えています。

よく、過去の煩わしい歴史事件は横に置いて、
「未来志向」で行こう――
というご都合主義がまかり通りますが、
決して、この細長い『日本列島』に
身土不二の風土に包まれて生息する
日本及び日本人が、その「運命的」? 
いや、「遺伝的」とも言える歴史の「運命」や
時間の「呪縛」から逃れることはできないものと考えます。
これを短所ではなく、長所として逆発想してみましょう。
「平和」「環境」はもちろん
「健康」について展望を開くカギとなります。
忘れてはならないことだと思っています。


←前回記事へ

2011年1月25日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ