ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第68回
「おちょこ一杯食」で夫婦喧嘩?(2)

術後100日を過ぎて、お陰で、
傷口や内臓が痛むことがないのは幸いでしたが、
「胃切除後後遺症」には、
「ちょこちょこ食い」をしながら、むくみや倦怠感、
目まい、動悸に、日々悩まされたことは、
前回レポートした通りです。
ま、若き日からの暴飲暴食の自業自得といわれればそれまでですが、
延命13年、ガンさんと付き合っていると
いろいろいのちの不思議を知る事が出来ます。

僕の場合、肝臓に転移が広がっていますから、
脱力感やむくみにも影響していると思います。
先生方の肝臓転移についての症状解説をあげておきます。
≪転移性肝臓ガンの症状は、初期症状として、
体重減少、食欲不振、発熱などが現れる。
倦怠感、脱力感、腹部のしこり、むくみ、黄疸などの症状が現れる≫と。
まだ、僕の場合、肝臓のしこりや黄疸はありませんから、
肝臓転移の進行状況と、胃切除後後遺症の改善が、
追いかけごっこのように体の中で錯綜しているのだと思います。

というわけで、最近は、
とにかく、食べる量は「おちょこ2〜3杯」、
そして回数は、2時間ごとに7〜8回にしています。

ま、中心は、僕が習慣的に毎朝、食していた
「リブレフラワー(玄米全粒粉)のスープ」が
美味しく飲めますので助かっています。
(*これは排便効果も高い)
これに合わせて、以下のように、
そのときに食べたい直感を中心に
「ちょろちょろ食い」をしているわけです。

もちろん、長年、夫婦して、
比較的原則にのっとってマクロビオティック玄米菜食法を
続けてきましたので、料理を作る側のカミさんとは、
当初、大喧嘩になったことは
間違いありませんでした。(^0^)

みなさんも、こどものころから、
よく、間食はいけません!と
親から叱られた思い出があると思います。
しかし、胃を切除してしまったいま、
そんなことにこだわっていれば、
貧血と栄養失調になってしまうわけです。

(続きはまた明日)


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2011年1月30日(日)

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