第76回
続「胃手術後の100日目レシピ」

「胃手術後の100日レシピ―退院後の食事プラン
(100日レシピシリーズ)」（女子栄養大学出版部）
という本の話の続きです。

もうすでに、我が家でも試したり、
作ったり、食べたりしているレシピもありましたが、
上手に動物性たんぱくを補い、
ホルモンバランスを調和し
さらに、ダンピング（逆流嘔吐）などの後遺症を和らげる――
といった美味しくて優しい献立ですから、
僕のみならず、初めは、
けんか腰で文句をいっていた
うちのカミさんもヒントを得たようで、
うまく料理を作ってくれるようになり、
ほんとうに有難いことでした。

まえに、胃のすっきり感を改善するために
「ココア」をなめるように飲んでいると・・・
書きましたが、
それも、この本から臨機応変にヒントを得たものです。
誰にでも、普遍的に通用する治療法とか
食事法などはあり得ないのでしょうが、
「楽しく生き抜くヒント」を
見つけることは大切です。

本書の冒頭に、
「100日間の食べ方のポイント９ヶ条」が掲げてあります。
分かっているようで分かっていない、
とても大事な心得ですので、
以下、引用紹介させていただきます。

１・よく噛むことがいちばんたいせつ　
２・食欲が湧くメニュー
３・くふうしだいで家族と同じメニューでＯＫ
４・健康食よりまず食べたいものを
５・慣れないうちは腹五分目　
６・気が向かない料理は食べない
７・がんばりすぎない
８・楽しく食べる
９・心配なときは専門家に相談

一つ一つの詳しいレシピを知りたい人は
ぜひ本を買って読んでみましょう。

大分、さいきんは季節も春めいてきました。
先日、公園散歩中に作った、迎春游句をまたひとつ。

●春近し　金剛（ダイヤ）きらめき　川面がゆるむ