杉浦秀子さんが掘り起こしてくれる
日常に埋もれた美のヒント

第12回
お婆さんになったら

可愛いお婆さんになりたいと思う。
きっと、世の中のほとんどの女性はそう思っていることでしょう。
けれど、人はお婆さんになったら
突然性格が変わるわけではない。
性格的な話をすれば、意地の悪い女の子は
そのままおばさんになっても、意地が悪く、
もっと加齢すれば、ただの意地悪ばあさんになってしまう。
若いときに、「私はどうも意地が悪いようだ」と気付き、
自分をコントロールするように努めなければ、
悪い性格をそのまま露出することになってしまう。

容姿の変化は、性格と少し異なります。
少女の頃に可愛かった子が、
中年以降必ずしも美しい訳ではありません。
よく同窓会などでも話題になります。
ぱっとしなかった子の方が、意外と綺麗になったりしている。
中年以降綺麗な人は、お婆さんになってもその美しさを
維持していることが多いようにおもいます。
では、どの時代でパッとしなかった子が綺麗になるのか。
私は結婚後に大きな変化があると考えます。
メークが結婚した時の時代のまま、という人は多いでしょう。
何故か女性はそこで時代が止まってしまうのです。
子供が生まれ、ばたばたとしているうちに
時代が過ぎていってしまうのかもしれません。

ところで、女性だけの特質があります。
ブラジャーのような下着をつけることです。
いつの時代にも女性でありつづけるために、
私は気にいった下着をつけつづけてみたいとおもいます。
もちろん、おばさんになっても、おばあちゃんになっても。
GパンにTシャツの下に、少女のような愛くるしい下着をつける。
お母さんも、おばさんも、おばあちゃんも
きっと心の中は変わりません。
そんな心情を満たしてくれるのが、下着ではないでしょうか。


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