杉浦秀子さんが掘り起こしてくれる
日常に埋もれた美のヒント

第13回
心模様

人の心の状態は部屋に表れるという。
考えてみてください。
やらなければならないことが溜まっていたり、
問題の解決策が見つからなくていらいらしてるとき、
全く何もしたくないという虚脱感を長期間かんじるとき、
人間不信になって落ち込んでいるようなときを。
きっと、窓ガラスは埃だらけで、
机の上は資料でごったがえしており、
ベッドカバーは黄色くなっているとおもいます。
とても美しい人の過ごす部屋とはいえない状態でしょう。

私はむしゃくしゃしたことがあるときに掃除をする。
必要なものと要らないものを一つ一つ分けていく。
たいていは、机の上の郵便物をあけて処理することから始めます。
読んだ本も本棚に納める。
あるべきものを、あるべき所に片付ける。
色々な問題をこのときだけ忘れて今の時間を片付けに集中する。
やがて時間が過ぎて、
心の中はほんの少し軽くなったように感じます。
軽い疲れを感じたらストップして明日にまわします。
何日かくリ返していくうちに問題の解決策が
自然にわいてくることもあります。

心もほったらかしにしておくと、
糸が絡まったような状態になることがあります。
そんな状態で、笑顔を作っても、高価な化粧品を使ったとしても
効果があるとは思えません。
心の中を覗いてみるのと同時に部屋の状態をチェックする。
部屋だって新陳代謝が良くなければ、
その影響を受ける私たちが日々変わってゆけるはずはありません。


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