杉浦秀子さんが掘り起こしてくれる
日常に埋もれた美のヒント

第22回
おじさん言葉にご用心

男性は年を重ねると嫌味を言うようになる。
30歳そこそこの男性でも嫌味を言う人がいますが、
そういう人は40歳になっても
結婚していないことが多いように思います。
若い男性は初々しく、さわやかで素敵です。
自分の主張を押し通すときにも、
相手を自分の言葉でねじ伏せようとすることはありません。
相手が自分と違った意見をもつ場合も、
さらりとかわしてくれます。
ひねくれたおじさんになると、舌をペロリと出して
人を小馬鹿にした薄笑いをする人もいます。
せっかく好意を持って接していた場合も興ざめです。
社会で働いた経験のある人でしたら
こんな場面に何度か遭遇したことがあるでしょう。
怒りの気持ちをぐっとこらえながら、
こちらがおじさんをかわすのです。
若い女性の方がずっと上手かもしれません。

一方、女性はどうでしょうか。
もしかしたらおじさんと同じかもしれません。
人をなじったり、くどくどと説教するのは女性も変わりません。
入社したての女の子など、軽やかです。
直して欲しい点を注意をすると、
「はーい」と返事をして直してくれます。
おばさんになると一筋縄ではいきません。
結局、若いイメージでいるというのはこの
初々しさやつつましさに秘密があるようにおもいます。

男性は社会で人を使うようになるとより人格的になるか、
嫌味なおじさんになるか分かれます。
女性はまだ人の上に立つことが少ないため、
自らを律する機会が男性よりも少ないことはあります。、
けれど、嫌味なおじさんのようなイメージの女性にだけは
なりたくありません。
周りの素敵なおじさんの真似をしてみるのもいいかも。


←前回記事へ 2003年7月1日(火)
次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ