第31回
急募？！

どんな友達が欲しいですか。
親友という答えもあります。
それは、困ったときに一緒に居てくれるだけで
心の痛みが軽減しますし、
嬉しい時には喜びも２倍になるからかもしれません。
けれど人には他人に話したくないこともあります。
年齢を重ねてゆけば、
誰でも一つや二つそんな話を持っているものです。
会社でのランチのように、
毎日同じ人とおしゃべりをしていてもマンネリ化します。
おまけに、同僚の悪口になってしまったりの悪循環です。
小さな子供を持つ、お母さんのグループでも同じです。
お母さんどうしの悩みなどを相談するのは助かるのですが、
毎日公園で話しつづけるのはつらい。
年配の女性も、５、６人で行動しているのを
よく見かけますが、あの人とあの人が本当に友達なのかな
ということもよくあります。
きっと、みなさん寂しいのかもしれない。
一人で居るのは気楽で自由なのだけれど、
ほんの少しだけ寂しい、といった心情でしょうか。

男性の場合は、夜の街で綺麗なお姉さんとたわいのない話をして
昼間のうさを晴らすのかもしれません。
自分のことをあまり知らない人とその場限りの
当り障りのないことだけを話す分、
ちょっとした気分転換になりますね。

女性は夜な夜な外出することはできませんので、
きっと皆、「お茶のみ友達」が欲しいのではないでしょうか。
立ち入ったことを話すのではなく、
ほんのちょっとした世間話がしたい。
それで、心がパッと晴れたらいい。
パッパッとした心の状態が何回もあると、綺麗になれそうです。
「急募、お茶のみ友達！」