杉浦秀子さんが掘り起こしてくれる
日常に埋もれた美のヒント

第36回
人生色々

どんな色が好きですか。
日本は四季の移り変わりがあって、色彩豊かです。
木々の葉も春は若葉が美しく、生命力に満ちています。
多くの葉も一枚一枚色の濃淡があり、
全てが同じ色ではありません。
夏は真緑のイメージで、
人間でいうと筍のような美しさがあります。
秋には景色が変わり、
春の若葉が枯葉になって別の美しさを演出しています。
オレンジや茶色が街を彩り、
寒さを自然の色が暖かくしてくれるようです。
冬は枝だけのこげ茶色のイメージで、
次の季節に向けて下準備をしているようです。
雪の白さも圧巻。
自然の美しさは
人間の作る絵画には表現できない美しさがあります。

さて私たち女性も色をまとっています。
自然には色々な色が存在しているにも関わらず、
基本的に洋服の色は似たり寄ったりした色を選択しています。
人に似合う色は限られているのかもしれません。
街行く若い女の子達はなんだかすっきりしています。
もしかしたら、全身を見たときに
使っている色が少ないのではないでしょうか。
少ない色数にアクセントとして、
スカーフやプリント柄を利用して色を添えています。
ご年配の女性服のお店には
上から下まで同じ柄の洋服が多いように思います。
全身を見た時に使っている色が多すぎるために、
すっきりした感じが薄れてしまうのではないでしょうか。
どうやって、アクセントを付けるのかということが
センスの正体なのかもしれません。

自然の色を含め、色は人生を彩ります。
あなたはどんな色で彩りますか。


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