杉浦秀子さんが掘り起こしてくれる
日常に埋もれた美のヒント

第44回
男友達の効能

男友達はいますか。
私は女友達と同じように男友達が好きです。
男性は、女性からすると
「何故こんなことに執着するのか」
という不思議な所があります。
例えば、会社には内緒で
歴史小説を書いていたりなんかします。
図書館に篭って、歴史上の人物の人生の資料などを
血眼になって集めているのです。
「男の人生を描くのだ」と言い張りますが、
きっとご家族は大変な思いで
一緒に暮らしているのではないか
と要らぬ心配をしています。

家族のことは別として、
友達としてはとてもユニークです。
当然、色々な本を読み、映画を観ていますから、
面白い作家や映画を教えてくれます。
自分ひとりで本屋さんや図書館に行ったら
絶対に手にとるようなことはないような本に出会い、
作家を知ることが出来るのです。
映画も色々観ています。
溝口監督の作品も、男友達に勧められて初めて観ました。
俳優さんの動きがスローであるのに、
作品に見入ってしまい、すぐに時間が過ぎてしまいます。
古き、よき時代の日本人の美しさと言うのでしょうか、
もしかしたら溝口監督の理想の日本人が
描かれているような気がします。
このように、男友達は知的な視野を広げてくれる、
素晴らしい存在です。

時には、男友達に自分の外見を指摘されることもあります。
それは、女性にとって恥ずかしいことです。
その指摘を受けないように、
自分自身を最低限のラインまで構うことも
女性には大切なことだと思います。
視野が広がったり、綺麗になったりと、
男友達は女性が美しくなるために
色々な効能があると思いませんか。


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