杉浦秀子さんが掘り起こしてくれる
日常に埋もれた美のヒント

第77回
村山元首相の眉毛

村山元首相がよくTVに出ていた頃、
「眉毛のお手入れをした方がいい」
と注意する人はいないのか、と私は気になっていました。
周囲の人が言っても、
ご本人は頑固として嫌がっているのか、
「これをチャームポイントにして
国民の注意を引かねばならない」
と考えているのか、不思議でした。
公的な場所には娘さんが付いていかれていた
記憶があります。
娘さんは注意しなかったのでしょうか。
どんな男性でも、奥様の言うことは聞かなくとも、
娘さんの言うことは手のひらを返したように
素直になります。
私の父親も村山元首相のように、
眉毛が伸びすぎていることがあります。
すかさず、「その眉毛をお手入れしなきゃ、ダメ!」
と小さな鋏を手渡します。
母親が何度言っても聞かなかった父親も、
黙って洗面所で眉毛のお手入れをしています。

女性の場合、眉毛が伸びきっている人を
見かけることはありません。
けれども、第三者が身の回りにいる
ということは大切なことではないでしょうか。
「裸の王様」になってしまわないように。
友達でも、「あなたのココを直した方がいい」
と女友達どうしでは注意することは失礼なことに
なってしまいかねませんし、
外見的なことなど、タブーです。
友達の場合は、大人になった場合、
あまり頑固であったりしたら、
本人の前から黙って姿を消すだけでしょう。
やはり、家族の存在は大きいのではないかと思います。
私の場合は、お洒落に興味のある妹です。
「今はそんなもん、流行っていない。
誰それさんの美容のコメントは面白い」
と情報収集にも一役買っています。

いくら家族であっても、
物の言い方には気を使わなくてはなりません。
やはり気心が知れているために
言い過ぎてしまうことも多々あります。
それさえ、気をつければ、
自分を律することができます。
身近な人の声を、素直に聞いてみるというのも
お手軽な美容法だとおもいませんか。


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