杉浦秀子さんが掘り起こしてくれる
日常に埋もれた美のヒント

第96回
ちびまる子ちゃんの髪型

私は3歳のころから髪型が変わっていません。
基本的に「ちびまる子ちゃんの髪型」です。
所謂、おかっぱで、今風に言えば、ボブ。
もっと簡単に言えば、「金太郎カット」とも言います。
幼少の頃は父が切っていました。
おまけに、写真をみると金太郎のよだれかけさえ、
掛けさせられています。
「もう少し可愛いセンスはないのか」
と親を恨みたくなる程です。
小学校の頃も、代わり映えしません。
私は髪型だけでなく、頭の形も「ちびまる子ちゃん」です。
大人になった今も、頭が大きいことに変わりはないので、
相変わらず、「ちびまる子ちゃん」のまま。

勿論、私も色々な髪型を試みたことはあります。
ロングのさらさらヘアーにも挑戦しましたし、
ソバージュが流行った時にはパーマもかけました。
それに、今流行りの「奥様風巻髪」にもしたいのです。
けれど、髪質が針金のようで、どれも適していません。
それに、「ちびまる子ちゃん」がロングヘアーになったら
髪の毛が重そうです。
ソバージュになったら、レゲエのミュージシャンにでも
なるのかと勘違いされそうです。
手持ちのメモ帳にイラストを書いただけでも、
バランスが取れません。

簡単にボブと言っても、時代とともに変遷しています。
基本的な形から変化し、
シャギーの入ったボブが今の主流です。
私は美容院に行って、
その時代のボブスタイルにしてもらっています。
女性は年齢を重ねると、髪が短くなります。
きっとお手入れが大変なのでしょう。
ロングの場合は余程手入れをきちんとしないと
髪の美しさをアピールできません。
年齢を重ねた女性で髪を伸ばしている人は、
アップなどにして、きちんと纏めている人が
多いと思います。
先日インタビューした、
90歳のお婆ちゃんもバレリーナのように、
きちんと髪を纏めていらっしゃいます。
私は、この髪をキチンと纏めた女性に憧れるのです。
成熟した大人の女性らしさが漂っていると思いませんか。


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