第107回
笑顔の可愛い女性はお好き?
「私は人が笑っているのを見るのが好きなの」
という女性がいました。
ここでいう「笑い」とは、吉本新喜劇を観て、
「げらげら笑う」のではなく、
「微笑みを含んだ、笑い」ということだと思います。
「なんて、心豊かな女性なのかしら」と感じ、
その女性が好きになりました。
と同時に自分の心の貧しさを恥じ、
過去の自分を反省しました。
数年前の私は「自分の居場所」ばかりを探し、
「一角の者」になることばかりを考えていたからです。
そう、自分の幸せばかりを追い求めていたのです。
自分の周囲の人間が「笑っている」状態は、
人と調和している美しさがあります。
私はそんな単純なことを気付くのに、
随分と時間がかかってしまいました。
人類の歴史は「戦争の歴史」でもあります。
なかなか人と調和することは難しいのです。
だからこそ、せめて自分の周りにいる人と
「微笑みながら」調和したいと思いませんか。
女性の中でも、男性にモテル人がいます。
よーく観察してみてください。
必ず、魅力的な笑顔の持ち主ではありませんか。
子供が、何が嬉しいのか良く分からないけれど、
ニコニコ笑っている笑顔に似ています。
笑顔の可愛い人は幸せになる才能があると思うのです。
きっと、その笑顔に男性は心を開いてしまうのでしょう。
女性が「可愛い」と言われるのは、
何も外見が可愛いだけではなく、
自然な仕草や表情の中にあるのだと思います。
人は他人から優しくされた経験がなかったり、
自分が満ち足りていないと、
人の揚げ足を取ったり、屁理屈をこねくり回して、
自分を正当化したりするようになります。
とても、人の笑顔を見ているのが楽しいという
状況にはなりません。
自分に余裕があるときに、
初めて人の幸せも喜ぶことができるのです。
もし、「人の不幸は密の味」
と感じている自分がいたのなら、
それは客観的に見て不幸である状態です。
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