第119回
ブラだって看板方式
私は最近、ブラジャーで驚きました。
Tシャツを着た時にカップのレースが映ってしまい、
なんだかみっともないと感じていました。
下着の専門店に行き色々なことを教えてもらい、
知らないことが沢山あり、びっくりしたという訳です。
通常、下着の専門店はブラジャーの試着ができます。
ここで専門の方にサイズ等を見てもらわないと、
間違ったサイズの物を着ける羽目になってしまいます。
メーカーによっても、サイズは違うので
下着だけは通販で買わないことをお薦めします。
女性の胸はブラの形に添って変わってきますので、
ブラ選びはボディ・メイキャップにもなるのです。
しかも、ブラウスを着た時と、Tシャツを着た時では、
ブラを変えたほうが良いのです。
綿ブラウスの場合はカップが尖がった形の方が、
胸のラインが美しく出ます。
しかし、Tシャツの場合は綺麗なお椀型のほうが
ぴったりとシャツに馴染みます。
私はTシャツブラを買うことにしました。
そこで、ふと思ったのです。
値段が、2千円から6千円まであります。
「2千円のブラで胸の形が崩れたら嫌」と感じました。
値段の差は何処にあるのか気になったのです。
店員さんに聞いてみました。
「2千円と6千円の物の違いは何処にあるのですか」
店員さんは教えてくれました。
「ブラをばらばらに分解して考えていただいたときに、
その布地が色々ある方が高いのです」
詳しく説明すると、ブラジャーは
カップの部分、その下と胸脇の部分、背中を支える部分、
肩紐に分けられます。
2千円の場合は、これらが全部同じ生地。
Tシャツブラの場合、カップにはレースを使わないので、
カップの生地が基本になります。
お値段が違うのは、
(1)カップその物の生地が良いこと
(2)カップの脇、下に可愛いレースがある場合
(3)背中の生地が、跡が残らないように特殊な生地を使っている
(4)肩紐も、取りはずしが出来るようになっていて、
生地もそれに適した物
この4点の部分の生地は全て違う国から輸入しているようです。
細部の生地の値段が安い国から布を輸入して、
下着メーカーも、トヨタ自動車のように
それらを組み立てることだけをするのです。
ブラも看板方式で出来ていているなんて、驚き。
年齢によって選ぶ下着も変わってくるということです。
ブラを選ぶ時にも、現実(実用)と夢のバランスで決める
なんてなかなか奥深そう。
素敵な下着を身に着けると、
私はなんだか良いことが起きそうな気がして、夢心地。
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