第126回
ロングセラーには訳がある?
少し前に四季報をぺらぺらと捲っていたら、
不景気の時に際立って業績の良い会社がありました。
よく見てみると、髪を染める材料を扱っている会社でした。
そうなのです。
この数年、日本は国民総茶髪傾向にあります。
私も御多分に漏れず、髪を染めています。
けれど、カラーリングによる髪の痛みは深刻。
シャンプーの後など、髪が針金の様になっています。
美容院で染色する時には必ず、
別料金の専用のトリートメントを
してもらっているにも関わらず私の髪の痛みは
カラーリングをするたびに酷くなっていました。
少し前に、「シャンプー・リンスで浮気する」
というコラムを書いて以来、色々な商品を試していました。
市販のシャンプー・リンスで即効性のある
商品もあり、感激していました。
けれど、カラーリングは非常に科学薬品を使っています。
シャンプー・リンスも同じように科学薬品を
使っていないとこれだけの即効性はない筈です。
少し引っかかる所があったので、
薬局であれこれ物色していると、
黄色の箱の「椿油」が目に留まりました。
商品が、「買ってください」と訴えている様な
気を発していたので、使ってみることにしました。
これが、当たりました。
乾いた髪に椿油を満遍なくつけます。
まず、下を向いて髪が逆さになっている状態の時に
両手でなじませた椿油を塗ります。
その後真っ直ぐに立った状態で、
もう一度、両手になじませた椿油を付けます。
その後、濡れたタオルを巻いて湯船につかります。
湯船から出た後は、2度シャンプーしてリンスを
通常通りにします。
「今まで美容院で専用のトリートメントを
やってもらったのは、一体何だったの?」
という程自然な状態になります。
忙しい時には、セミロングの方なら
シャンプー・リンスのあと、椿油を一滴手に馴染ませて
逆さになった状態で一回、また一滴手に馴染ませて
前を向いた状態で上からも髪に馴染ませます。
その後ドライヤーで乾かせば、
朝には驚く程に髪がしっとりします。
ここで「一滴」としたのは、二滴にしただけで
髪が油っぽくなり、べったりとした失敗をした為です。
「椿油」は、お勧め。
やはり、ロングセラーには訳があります。
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