第149回
店員さん≒お客さん
確か下着のメーカーの統計だったと思います。
店員さんの体型に良く似たサイズがお店で売れるという
数字が出ていたというのです。
太目の店員さんのお店は太目のお客さんが下着を買っているし、
小柄な店員さんのお店は、小さなサイズが売れている。
もしかしたら、私達女性は
「同じ悩みを持っていそうなあの店員さんなら、
私の身体の悩みを打ち明けてじっくり相談できそう」
と無意識に感じながら下着を買っているのかも知れません。
やはり人間は弱いのですね。
誰しもコンプレックスを持っている。
けれど、この下着メーカーの統計でも分かるように、
コンプレックスが売り上げに貢献しているとしたら?・・・
それは大きな武器になります。
一方、ブランド店や化粧品の店員さんは
生まれつき綺麗な人が多いと感じます。
お客さんがこういう風に綺麗になりたいと思う様に
綺麗でいてください、と指導されるとも聞きます。
また、ブランドの店員さんはお店の顔です。
そのブランドに似合う、美しく若い女性が
雇われていることが多いと思いませんか。
それは、当然のことです。
ブランドイメージをお客さんに持って貰うことは
大切ですから。
しかし、お金を気前良く使ってくれるのは、
40代以上の女性です。
きちんと自分を手入れし、後天的に綺麗になった
女性を上手に活用できれば、
「ここの商品を使い続ければ、
こんな風になれるのでは?」
と思ってくれるお客さんも増えると思いませんか。
年配の女性も、人が雇い易い人であるように努めれば、
企業にとっても良いし、お客さんにとっても良い
結果になると思うのですが。
しかし、世間は厳しい。
新卒の就職率が60%が現状です。
けれど、私達一人一人が外見的にも内面的にも
美しく年齢を重ねたとしたならば、
少しづつ次の世代の変化の兆しになると思うのです。
コンプレックスだって武器にする位の心意気で
負けずに生きていったら、きっと変わるはず。
訳の分からない「勢い」を持った人は素敵。
女性も、「勢い」で勝負!
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