杉浦秀子さんが掘り起こしてくれる
日常に埋もれた美のヒント

第157回
お気軽で贅沢な帰省方法

年末年始の東京駅はドラマがあります。
さまざまな年代の女性が駅のホームで新幹線を待っています。
ベビーカーを押すお母さん、地方から上京された年配の女性。
自分のことを待っている人の所へ行くのは幸せです。
これからの再会が嬉しくてにこにこした表情の人も。
皆さんお土産と思われる荷物も沢山持っていらっしゃいます。
年が明けて東京に向かう新幹線の中も、
休みが終わる時の独特の静けさがあります。
新横浜駅、品川駅と少しづつ人が減って行き、
東京駅で皆降ります。
地方の母は東京には自分の街より物がないと思っているのか、
「あれを持って行け、これも」
と色々な物を持たせてくれます。
親の心配の分だけ、荷物が重くなってしまうのですが。

私は帰省する時にちょっとした贅沢をします。
それは重い荷物を全て宅急便で送るのです。
東京から愛知県まで大抵一日二日で着き、
値段も1500円程度しかかかりません。
今年はパソコンやら色々重いものを送ったので、
19キロも有りました。
地方から東京へ送った時も、
家になっている大きな大きなみかんを15個も荷物に入れても
1600円程度。
「ちょっと渋谷まで」というような荷物で
帰省することが出来ます。
私が地方に帰省したときのバックの中身は、
いつも持ち歩いているのとなんら変わりありません。
重いものを持って東京駅を歩き回るのは辛いですよね。
小さいお子さんがいればなおのことです。
重い荷物で帰省が辛くならないための、ちょっとした贅沢。
もしよければ、お試しください。
ダンボールが無い場合には
近くのコンビニで大抵は無料で分けてもらえます。

海外旅行などで、列車で帰るときにも使えます。
軽い荷物で帰る旅行は、
「次にまた何処に行こうかな」という夢心地な気分で
家路に着くことができます。
私は実家の大きな大きなみかんを食べながら、
故郷を懐かしんでいます。
東京で買ったみかんより幸せな気分が広がります。


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