第162回
脱がなくてもすごいんです
女性の身体は、綺麗。
実は絵を描いていた時期があります。
裸婦のデッサンをしたことも。
一分間同じポーズをとってもらい、デッサンする。
その次は30秒、15秒、5秒とポーズを変えながら
時間を短くして、さっと描きます。
これは物の特徴を掴むための訓練だそうです。
女性が女性の裸を描くということに、
最初は戸惑いました。
けれど、描いているうちに
女性の身体の美しさにのめり込んで行ったのです。
そのモデルさんが美しかったということよりも、
身体の曲線が滑らかで魅了されました。
完全無欠なプロポーションではない、
お肉のたるみの曲線が世界でたった一つ人の曲線。
お尻だってモデルさんのようではつまらない。
ごつごつしていたり、ふくよかだったり、不思議。
西洋の裸婦のモデルがふくよかなのは、
その曲線が美しいからだというのは良く分かります。
そして絵描きさんが、
そのモデルを好きになってしまうのも。
女性の身体は何をしなくても美しいのです。
そう言ってはいるのですが、
最近ズボンをはいて後ろから鏡をみたら、
年齢には適わず、お尻の形がよくありませんでした。
私はガードルなど身体を締め付ける下着が苦手で
今まで殆どはいたことがありませんでした。
私はいつもの下着屋さんに行きました。
「最近のガードルは生地が良くなっているから
はき心地も随分違いますよ」とアドバイスされました。
ガードルの場合は、下着の上から
試着もさせてもらえるのです。
確かに締め付けられる感じは殆どありません。
それにガードルをはいた時のズボンのラインは
お尻の高さが3センチは上がっているようで
嬉しいではありませんか。
今、矯正下着などが流行っていると聞きます。
女性は脱いでもすごいのですが、
脱がなくてもすごいということにも
情熱を燃やしているのです。
|