第166回
写真はそれなりにしか写らない?
私は写真が苦手です。
何故かというと、
アンパンマンの様な顔で写真に写るから。
頭の形も絶壁なので、横顔から撮った写真など
「頭ぺったんこ」が誇張されています。
私は、自分のイメージの顔と写真の顔が違うと
勝手に思い込んでいるのです。
私は毎朝鏡を見ながらお化粧をします。
そして「まあ、こんな感じで良いでしょう」と
お化粧の仕上げをします。
だから、一応は自分に納得をしているのです。
「今日はこの顔で行くのよ」
という小さな決意とも申しましょうか。
けれど、私が写真と同じ姿形で外を歩いていたとしたら、
恥ずかしくておちおち歩いていられません。
それ程写真写りが悪いと思い込んでいます。
とは言っても何食わぬ顔で毎日元気に歩いているので
気を病むまでには到っていませんが。
先日も、デジカメでピアノを弾いている姿を撮られました。
そのアングルは私がとても苦手としている、
斜めからのもの。
アンパンマンが斜めアングルからピアノを弾いていたら
かっこいいでしょうか?
私はコミックバンド?に思われはしないか心配です。
個性豊かなビジュアル系バンド?と思ってくれる
お人好しなどいないと思います。
写真写りの良い女性が羨ましい・・・。
きっと幼い頃から「にっこり」しただけで
美しい人は美しく写っているのだと思います。
そうでない人は、それなりにしか写らないのでしょうか。
旅行に行った思い出も、
美しい写真があれば懐かしさは倍増しそう。
幼い頃から現在、そしてこれから年齢を重ねて行く時に
何度写真を撮られて行くのか。
もし私がお婆ちゃんになって、
今の時代を懐かしんだとき、「この時も面白かったなあ」
なんて思えたら、最高。
そんなことを考えながら、隣にいた妹に話しました。
「私って本当に写真写りが悪いのよね」
妹は直ぐに返事をしました。
「お姉ちゃん、別にそのまんまだよ」
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