やがて本気で好きになります

第3回
さて、何から聴こう?

入門者の方は、「何を聴けば良いか?」が悩みの種だと思います。

大型店のジャズコーナーに足を運んでみたら、
おびただしいCDの数に
圧倒されてしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
(私も昔はそうでした。)

ジャズは、個人の楽しみですので、
何をどのように聴いてもかまわないと思います。
しかし、入り口の選択肢があまりにも多すぎると、
「そうは言っても…」ですよね。

また、いくらピアノが好きだからといって、
5枚も10枚も同じ楽器のアルバムばかり聴くというのも
いかがなものでしょう? 

もちろん、こうした聴き方も否定はしません。
しかし、好きな楽器やジャズマン以外にも、
自分のフィーリングを揺さぶる「楽しみの鉱脈」が、
他にもたくさんある可能性も高いのです。

「ピアノが好き」なのは、じつは自分自身の思い込みで、
ひょっとしたらトランペッターが吹く
強烈なハイノート(高音)のインパクトに痺れたり、
テナーサックス奏者が朗々と吹くバラードに
心をときめかす可能性だってあるわけです。

つまり、せっかくジャズに興味を持ったのだから、
まずは全体を俯瞰した上で、
改めて自分自身の好みを見つけてはいかがでしょう?
ということです。

そこで、私は以下の提案をしたいと思います。

・オムニバス盤から入門する
・マイルス・デイヴィスを追いかける
・映像から入門する

の3つの方法です。
マニアはともかく、みなさんは、
月に何枚もCDを買うわけではありませんよね?

だったら、出来るだけハズレの少ない、
コストパフォーマンスの高い方法を知っておいても
損ではありません。

コストパフォーマンスなんて言うと、
趣味の世界なのにずいぶんと打算的だな
と思われてしまうかもしれません。
しかし、せっかく好奇心を持って踏み入れた新しい世界です。
出来ることなら、末永く付き合いたいですよね。
そのための、ちょっとした「コツ」も
知っておいていただきたいのです。

次回は、「オムニバス盤から入門」することに関して
説明したいと思います。

(次号に続く)


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2005年8月26日(金)

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