やがて本気で好きになります

第16回
ちょっと「お勉強モード」にはいります

基本的なアルバムの紹介を終えたところで、
ジャズの演奏についての基本的な知識の解説に移りたいと思います。

でも、安心してください。
本当に基本的なことしか解説しないつもりです。

ジャズに限らず音楽は、まずは、耳で聴いて、心で感じるものです。

しかし、未知の分野の芸術を観賞する場合は、
時として言葉のガイドがあったほうが、
まったくの無防備な状態よりも、
より楽しく、より深く楽しめるものです。

ジャズ鑑賞においての「常識」や「知識」は、
海外旅行においての、
ガイドブックのようなものだと思ってください。

旅の「通」は、ガイドブックなしでも、
旅を楽しむことが出来ることでしょう。
しかし、多くの旅行者にとって、
言葉も風習も違う異国を旅行する際は、
ある程度の予備知識がないと、未知なことへのワクワク感よりも、
不安の気持ちのほうが膨らみがちなのでは?
不安な気持ちでの体験は、ちっとも面白くありませんよね?
楽しめるどころか、「つまらなかった」が関の山です。

ですので、ちょっとした知識があるかないかで、
楽しみ方の深さが変わってくることもあるのです。

この連載で、よりジャズに興味を持たれた方がいらっしゃれば、
是非、ジャズの本や雑誌を紐解いていただきたいと思うのですが、
読むからにはチンプンカンプンよりは、
少しでも理解できたほうが良いですよね?

そういったことからも、「転ばぬ先の杖」として、
是非、ジャズの基本知識を知っていただきたいと思います。

ご存知のとおり、ジャズは即興の要素の強い音楽です。
それゆえ、取っつきづらい、
何がなんだかチンプンカンプンと感じる人も多いのだと思います。

よって、いくつかのキーワードを元に、
“演奏中には何が行われているのか”
を出来るだけわかりやすく解説してゆこうと思います。

どうぞお付き合いください。

(つづく)


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2005年9月26日(月)

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