やがて本気で好きになります
第35回 ピアニストに続き、今回は ジャッキー・マクリーン。 私は彼こそ、もっとも“ジャズっぽさ”を体現している というのも、語弊があるかもしれませんが、 マクリーンのサックスの音程は怪しいことが多く、 また、彼のサックスの音色も、ダークでくすんでいます。 フレージングも流暢とはいいがたく、 以上は、マクリーンをマクリーンたらしめる立派な特徴です。 クラシックやブラスバンドなどの価値観からすれば、 しかし、ジャズ的な観点から見ると、 そして、マクリーンのプレイには、それがあるのです。 ぶら下がった音程かもしれないけれども、 マニアの中にも はたして、ジャズに大切なのは正確な技術なのか、 ――――――――――――――――――――――――――――
ワンホーンで力強くスタンダードを力演するマクリーン。 この熱気、このガッツこそがジャズ! 技術的な問題など、軽く吹き飛ばしています。 |
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2005年11月9日(水) |
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