やがて本気で好きになります
第77回 一昨年に公開された映画『スウィングガールズ』は、 この映画を観て、 『スウィングガールズ』は、 もとはといえば、 最初は音すら出せなかった彼女たちも、 「ジャズっておっさんのやるもんだべ。 しかも、吹き替え無しで、 しかし、これから観る人も、もう一度観る人も、 彼女たちは、主人公の女の子グループとは異なる存在です。 ビッグバンドにおいて、もっとも重要なパートは何でしょう? トランペットやサックスなどの“花形楽器”は、 しかし、バンドの看板となる「ノリ」は、 たとえば、素晴らしいノリを生みだした この重要な役割を、楽器経験のある女の子2人に配した点は さらに劇中では、この2人の女の子は重要な役割を果たします。 地味だけれども、無くてはならない存在のギターとベース。 既に観てしまった人も、まだ観ていない人にも、 一瞬のカットですが、ラストの彼女たちの笑顔、 ――――――――――――――――――――――――――――
『ウォーターボーイズ』で、“男子高校生とシンクロナイズド・スイミング”という ミスマッチな組み合わせを題材にし、 努力、上達していく主人公たちの姿を爽やかに描いた矢口監督。 この第2弾は、“女子高生とジャズ”。 ウォーターボーイズほど題材のミスマッチぶりはありませんが、 それでも「ジャズっておっさんのやるもんだべ」と言っていた女子高生たちが、 少しずつ演奏することの喜びに目覚め、飛躍的な上達を遂げてゆく姿が楽しく描かれています。
カウント・ベイシー楽団の全盛期を支えた、ベイシー(p)、フレディ・グリーン(g)、 ウォルター・ペイジ(b)、ジョー・ジョーンズ(ds)によるリズムセクション。 この4人は、オール・アメリカン・リズムセクションと呼ばれ、 比類ないリズムセクションとして称えられています。 |
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2006年2月15日(水) |
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