やがて本気で好きになります

第99回
ジャズのサイトも覗いてみよう。
というか、あなたも書いてみませんか?

私がホームページを立ち上げたのは、今から7年前。
インターネットに簡単に接続できるパソコン(iMac)の購入が
キッカケでした
(それまでは、
モデムをパソコンに接続しなくてはなりませんでしたからね。
今からは隔世の感があります)。

当時は、ネットサーフィンをすると、
多くのジャズのサイトに巡り合えました。
これらのサイトを拝見して、
自分のページ作りの参考にしたものです。

ところが、最近、
立て続けに閉鎖するジャズサイトが増えてきているように感じます。
同じサイト運営者としては、寂しいかぎりです。

「日本のジャズサイトはレベルが低い」
と主張する人も中にはいます。
たしかに、欧米のジャズ専門サイトに比べると、
データ的な部分や、考察の浅さは否めないかもしれません。

しかし、これらサイトを運営している多くの人は素人。
自分の“感想文”をアップすることが主目的で、
多くのサイト運営者は、
べつにプロの書き手を目指しているわけではないと思います。
それに、プロの書き手の文章で勉強したければ、
それこそ雑誌や本を読めばよいわけですからね。

ネットにアップされたジャズ情報に我々が求めるものは、
厳密かつ緻密なデータや、鋭い論考を読んで「お勉強」する以外に、
自分と同じ嗜好、自分と同じ温度を持つ人を見つけ、
自分と似たような目線を持つ人を見つけ、
かつその人の文章を楽しむこともあると思います。

だから、レベルの低さ云々を理由にサイトを閉鎖したり、
サイト作りを諦める理由はまったく無いと思います。
むしろ、多くのジャズサイトが林立してこそ、
互いが切磋琢磨し、
光るサイトが増えてくるのではないかと思います。

最近は、プログラミングの知識がなくとも、
簡単に自分の文章をアップできる
ブログというメディアもありますし、
簡単に自分の好みのコミュニティを作れる
ミクシィというソーシャルネットワークサイトもあります。
これらを利用しない手はありません。
読者の皆さんも、ジャズを聴いて感じたこと、思ったことなどを、
どんどん発信してみませんか?

このような外に向いた活動を続ければ、
交友の輪も広がる上に、
定期的に更新を繰り返せば、生活にもハリが出てきます。
さらに、不特定多数の人が読む文章を書くわけですから、
プレッシャーも感じるでしょうが、これを前向きに利用すれば、
より真剣にジャズに向き合えると思います。

以下、私がオススメのジャズサイトを紹介したいと思います。

まずは、工藤氏が運営している
「ジャズCDの個人ページ」
もはや老舗ともいえるサイトで、
70年代以降のジャズ・フュージョンのCDを紹介しています。
1枚1枚に対しての丁寧な解説が定評で、
気になるアルバムがあれば、
購入前にこのサイトでチェックすると良いでしょう。

奄美大島のサウンズ・パルという
CDショップのページも面白いです。
音を語らせれば、
音を売っている人の文章が的確でツボを突いています。
CDに貼られている店員さん手書きの解説が、
そのままサイトになったようなページが、
サウンズ・パルのページで、ジャズ以外の音楽の解説も豊富。
覗くだけでも楽しい、雑貨屋さんのような趣きのページです。

1人のジャズマンに絞ったの専門ページだと、
以下の2つが個人的にはお気に入りです。
エリック・ドルフィーの研究と紹介に徹した
高木勝さんの「サイト・ドルフィー」

ジャコ・パストリアスについてのエトセトラを、
雑誌のようなレイアウトで読むことが出来る
Abeさんのクールなサイト「じゃこのめ」

ジャズを離れて、読み物としても笑え、
その膨大なページ数と、文字量が圧巻の
「塩サバ通信」も私のお気に入りサイトです。

これらのサイトは、
私が昔からチェックしつづけている優良なサイトなので、
是非、覗いてみてください。

もちろん、私のサイト
「カフェ・モンマルトル」も宜しくお願いします(笑)。


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2006年4月7日(金)

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