時代の美意識

第3回
男性も美しくなろう(1)
男性は女性より美に敏感

シワ、たるみ、くすみ、目の下の小じわにクマ、
ほうれい線に関する悩みは、長らく女性の悩みでした。
けれども最近は、
ご自身の顔の老化を気にされる男性も増えてきています。

もちろん
「きれいになりたいんだ」
「顔の老化を何とかしたいんだ」
と大声で堂々と口にする方はまだまだ少数。
男らしさという言葉が残っていて、
そんなことを口に出すのは女々しいという思いのほうが
先にたってしまうのでしょう。
そのため心の中では気にしているものの、
関心のない振りをしている男性が圧倒的です。

美意識に関しては、じつは女性よりも男性のほうが敏感です。
それを初めて実感したのは、
映像の世界で数多くの女優、俳優のヘアメイクをしていた時でした。
顔の小さなシミひとつ、シワ一本に敏感に反応するのは
女優よりも俳優さん。
いかに若く、美しく見せるかに関してのこだわり、
美意識は女優以上でした。

これは必ずしも
職業が俳優だからという理由だけではないと思います。
本当はどの男性も「美しくなりたい」と本音では思っている。
女性以上に美意識も強い。
しかし「男たるもの」が邪魔をして表立って言わないだけ。

化粧でカバーできない分、男性は美容に関してハンディがあります。
女性には化粧、美容院、ネイルサロンなど
美しくなるための場所がさまざまに用意されていますが、
男性の場合はまだ限られています。
男性向けのエステサロンも登場してはいるものの、
利用することにためらいを感じてしまう方も多いことでしょう。

美への渇望はあるけれど美しくなる方法がわからない、
が日本の多くの男性の本音ではないかと思います。
だからといって、自分の手入れはほったらかしは許されません。

私は、男性もきれいになることに
積極的になっていいと思っています。
いえ、なっていいではなく、
美しくならなければいけないと思っています。


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2009年5月19日(火)

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