時代の美意識

第24回
「ねばならない」の呪縛

この社会、この世の中には「ねばならない」物事が、
とても多いような気がします。
仕事にしても、健康であることにしても、
若く美しくなることにしても。

なぜ人は「ねばならない」で生きていくのでしょうか。
たしかに、秩序やルールは
社会がきちんと営まれていくうえで必要です。
ある程度は規則や縛りがあったほうが、
人は生きていくことができます。

しかし「ねばならない」を自分の中にたくさん取り込んでしまうと、
規則や縛りに頼らなければ
自立できない人になってしまう恐れがあります。
何よりも、ストレスがたまることでしょう。

美しくなることひとつをとってもそうです。

美しくなるためには
「こうせねばならない」「ああせねばならない」と思うほど、
溢れんばかりの美容情報に振り回されて、
自分にとって必要なものを見失っていきます。
また、それが呪縛となって苦しくなってしまう。

「ねばならない」という思いは大概が「努力」となって表れますが、
ねばならないの努力は苦しいから続きません。

自発的に進んで好きな事ではないと
努力につながらないし継続しない。

ねばならないに縛られ、一所懸命努力しても続かないと、
それがさらにストレスとなる。
ストレスがあると、それだけで体の脂肪燃焼効率は悪くなります。
体が閉鎖的になって細胞が燃焼しなくなるのです。
だからストレスが多い人ほど太る。
ストレス太りは、食べ過ぎてしまうのも一因ですが、
新陳代謝の機能を落とすことも大きな要因なのです。

過剰な「ねばならない」は、心を苦しくしていきます。
美容にも大敵。
「ねばならない」と自分を縛るのは
ほどほどにしたほうがよいのです。


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2009年7月30日(木)

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