時代の美意識

第41回
「かわいい」ではなく「素敵」を目指そう

今は男も女も、どちらもニュートラルになってきた印象があります。
女性にしても
ドレス姿や宝石が似合う自分になりたい、
海外の女性のように
色気を感じさせる大人の女になりたいという意識が
薄れているように感じます。

ドレスや宝石が似合うということは、
年を重ね、中身が磨かれてきた大人の女であることの証と
私は思っているのですが、
現代の風潮はニュートラルで、カジュアルであることに
流れが傾いているようです。

カジュアルであることは決して悪いことだとは思いません。
品の良いカジュアルは、
その方を若々しく見せてくれることでしょう。
けれども20代の子が着るようなカットソーを、
50代の女性が着るというのは
間違ったカジュアルではないかと思います。
10代や20代の子と同じような服装をして、
「かわいい!」と言われて喜ぶのは、
私としては少し悲しい気持ちになります。

50代、60代になったら、
アクセサリーをつかいこなしたり、
年代ならではの気品を感じさせる大人の格好をしてほしい。
そこに大人の女の魅力が出ると私は思っています。
年を重ねてきたら、
「わあ、かわいい」と言われて喜んではいけない。
年齢を重ねた女性は
「素敵!」と呼ばれる人になってほしいと思います。
素敵の言葉の中には‘あこがれ’があるように思うのです。


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2009年9月29日(火)

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