時代の美意識

第42回
日本の男の子は変わった?

ニッポン男児というのは死語になってしまったのでしょうか。
最近の男の子には、私はどうも魅力を感じません。

イケメンで背も高くて、優しそうな男の子はたしかに増えました。
でも私にしてみると、
アゴが細くて優男風の顔立ちは、ただの軟弱顔。
例えていえばなでしこ風。
顔立ちだけでなく、全体の雰囲気も覇気がない。
男の人はワイルドさがあったほうがかっこいいと思うのですが、
ワイルドでかっこいい人も減っています。
革ジャンを着て見た目ワイルドを気取っているけれど、
猫背で足を引きずるように歩く姿を目にすると
喝を入れたくなります。

昭和のはじめ頃までの男性は、
芯の入った凛々しい顔の人が
たくさんいたような気がするのですが…。

男の子がダイエットするのも、もはや当たり前になってきています。
スポーツをしていない子は、やはり筋肉がつかない分、
食べると太るのでしょう。
しかも食べるものといえばファストフード。
飲み物は糖分多めの炭酸飲料。
昔は特別なスポーツをしなくても、
普段から歩くことが多くて食べ物も和食中心でした。
だからダイエットなど考えなくてすんだのです。
それを考えると、ダイエットをする前に食生活を変え、
歩く距離を増やすだけで随分と違うのではないかと思います。

なんだかんだ言いながら小金程度は手に入ってしまい、
貧乏もハングリーな生活も味わったことのない現代っ子に、
「昔の男を見習え!」というのは無理なのでしょうか。
とはいえ骨のある男の子がすっかり数を減らしてしまった現代。
ひとりでも多くの若き男の子に、
銀座を堂々と歩けるような素敵な大人の男性になってほしいと
思ってしまうのです。


←前回記事へ

2009年10月1日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ