中国古陶磁器 そのロマンを求めて-天青庵

単なる美術品ではございません

第17回
小休止

さて、ここまで一気に中国古陶磁器の話を進めてきましたが、
こういう世界に興味のない方にとっては
全く面白くなかった事でしょう。
明日からは、
更に専門的に個別の窯の焼き物について説明していきますので、
今日は陶磁器の話はお休みにしておきます。

家に帰りたい人は帰っても結構ですし、
中国株が好きな人は
このまま教室に残って話を聞いて下さっても結構です。

私がこの原稿を書いているのは先週11月12日月曜日の深夜です。
つまり、中国株が暴落し
H株なら一日で6パーセント下がり指数が16600Pとなった日です。

さて、一週間以上が経ち
中国株はどのようになっているでしょうか?

私の勘から言えば、H株は現在の16600Pからもう一段下げ、
15900Pくらいを底値として反発、
本日水曜日の引けには
18500P程度まで回復しているのではないでしょうか?

(回復していない場合、この原稿は没にしてもらい、
普通の古陶磁器の原稿を載せていただくように
邱永漢事務所の方にお願いしてあります)

株価が回復している事を前提に、
今日は私がこの暴落期間中に買い捲くった銘柄を一つ紹介します。

「0257中国光大国際」
という企業の株です。
この企業は以前、木材事業や発電事業を展開していましたが
昨年それらを売却、
環境事業や、不動産業を主として
事業を展開するようになりました。

特に環境事業への積極的な進出で
07年度の半期で95パーセントの増益を果たしております。
環境事業の柱はゴミ発電と汚水処理です。
ゴミを集めてそれで発電すると言う事は
正にゴミ問題と電気不足問題を有する中国において
一石二鳥の事業だと思いませんか?

ゴミの回収で一儲け、それで発電して一儲け。
美味しい所ばかりが目立ちます。

ゴミ発電所4ヶ所以外には、
メタンガス発電所1ヶ所、工業廃棄物処理場1ヶ所、
汚水処理場3ヶ所をいろいろな省で展開しています。

また、不動産としてはシンセンに3つ、
上海に1つの大型商用ビルを持ち、
福州青州大橋という有料道路を1つ経営しています。
今後、経済発展と環境のバランスをとって
成長しなければならない中国において
長期に成長できる株だと確信しております。

次回の小休止では「本物の麻婆豆腐の作り方」を教えます。

北京骨董朝市で掘り出した品 その
       
<同安窯刻花碗 南宋時代>

焼き物を作る時、まだ乾ききらない間に
陶磁器の破片の先端を使って文様を描く技法を
「刻花」と呼びます。
この碗のように、スピード感のある削り方は
贋物はどう頑張っても真似が出来ません。

 
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2007年11月21日(水)

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