第48回
ハイハイ天さん、天さんです
さて、株式市場世界同時大暴落の最中でありますが
(この原稿は1/22の夜中に泣きながら書いています)
読者からひっきりなしに鑑定依頼が来るので、
今回はそれらの品を完璧に鑑定する
「ハイ天」の第一回目とさせていただきます。
<今回の鑑定依頼者>
(注)依頼文は、依頼者の程度を知っていただく為に
原文をそのまま載せております。
【ペンネーム】 リンリン
【性別】おばはん
【年】 35歳
【年収】 0 (;一_一)
【今一番ほしい物】 絶世美人5本
依頼品は6、7年前に北京で購入致しました
「スタバーのマグカップ」です。
これはすごいお宝ではないかと、
最近夜な夜な磨いております(^−^)
あの頃、北京にはスタバーは一軒しかなく、
薄暗く、怪しい感じでした。
ですので、カップのみ購入し、すぐ出てしまいました。。。
カップの後ろに値札のシールが貼ってあり、
58.00と・・・58元!すごいお高いです。
ということで、人気のなかったお店でしたので、
これを持っている方は少ないはずです。
天青庵先生、鑑定の方を是非よろしくお願い致します。
ハイハイ天さん 鑑定依頼品
正面 |

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底面 |

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<鑑定結果>
これは凄いお宝ですね。
株式市場の大暴落から経済が急激に悪化し、
それが原因で起こった大暴動を武力で制圧したことから
国際的な非難が集中し、
中止が決定した幻の北京オリンピックの公式マグカップですね。
「北京」という漢字があまり達筆ではないのと
緑の円内に
何やら意味の分からない象形文字風のものが見えますので、
中国胡錦涛官窯品とは見なせず、
異民族が焼いた陶磁器だと見受けられます。
製作年代は、推定ですが西暦1999年7月頃、
すでに8年以上経っていますので
古陶磁器と呼んで差し障りないと思います。
しかし何と言っても、
この品の一番の魅力はその58元という
呆れたような五輪便乗価格でしょう。
しかも、この58元は今でこそ日本円で850円の価値ですが、
将来は元が100倍に上がりますので
このマグカップは85000円の価値があるという事です。
○結論 その古陶磁器でQさんのコーヒーを一日9杯飲んで下さい。
※「ハイハイ天さん」のコーナーでは
まだまだ鑑定して欲しい一品を募集しています。
陶磁器に限らず、中国に関わるものなら何でも
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