中国古陶磁器 そのロマンを求めて-天青庵

単なる美術品ではございません

第49回
小休止

世界中の投資環境が大きく変動していますので、
今回は柄にもなく中国株について
自分の思うがままの事を書きたいと思います。

こういう時にこそ、
まず株というものを貫く普遍の原理を再確認したいと思います。

これは邱先生の受け売りになりますが、
まず相場自体がどういう状況にあるとしても
大きく利益成長を続ける企業の株の上昇は
誰にも止める事はできないという事です。

勿論、そういう株でもグローバル経済の中の一員ですから、
世界的に相場が変調すると一旦足止めを喰らう事になります。
しかし、そういう株はそういう我慢の時期を乗り切ると
更に騰がり方に拍車がかかる場合が多い事を
いつも頭に入れておかねばなりません。

ですから、今私達がすべき事は、
『一体どこまで下がるのか?中国株なんてもう駄目だ・・』
なんて悲観一色に染まるのではなく、
好業績をあげているにも関わらず
相場が悪いせいで騰がっていない
本当の意味で『良い株』を探す事だと思います。

そういう株を見つける事に成功したら、
他の株がいくら下がっていようと、
それは売って『良い株』に乗り換えれば良いのです。

大型とか小型とかに捉われず、
そういう『良い株』に長期投資するのが、
これからの中国株の賢いやり方の一つだと言えるでしょう。

もう一つは、お金はいつも投資先を求めている訳ですから、
お金の儲かるチャンスがあればそこに流れ込みます。
いくら世界の経済情勢に不安があるとは言え、
世界中の投資金が
ずっと金庫の中で眠っている訳はないのですから、
ほとぼりが冷めると必ずお金は動き出します。

そういう動きになった時に、
中国は他の投資先と比べても
まだまだ魅力のある投資先とは言えないでしょうか?

そうなるとすれば、
やはり買われる銘柄は時価総額が大きい大型国有株となるでしょう。
しかし、さすがに優良大型国有企業とは言えども、
ここ数年来の大きな増益を続けられなくなる企業が出てきています。
政策によっても儲けにくくなる企業もあります。

ですので、選択肢が狭まりつつある中で選ばれた大型株は
息の長い騰がり方をするのではないかと思っています。

それと今になってようやく完全に理解できたのですが、
以前邱先生が『大型株の配当が株価に追いつかなくなる時が来る』
とよく仰られていました。

それが現実のものとなりました。
以前、5%が当たり前、
多いものでは8%近くのものもあった国有大型企業の配当が
良いものでも最近では3%程度まで落ちています。
いや、配当が落ちているというよりも
株価が騰がってしまったのですが・・

下がったとは言え、
今の中国株がそういう状況である事は
頭に入れておいた方が良いでしょう。

目先の浮かれムードがない時に買う株は、
せめて、米国FF金利の3.5%以上の配当が欲しい所です。

あとはブームのように騰がる事があれば、
その一つ一つのテーマごと、
また波の大きさによって都度対応する事も必要となるでしょう。

以上のような事を上手に組み合わせていけば、
まだまだ中国株はいけると踏んでいます。

 
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2008年2月1日(金)

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