中国古陶磁器 そのロマンを求めて-天青庵

単なる美術品ではございません

第63回
小休止

今回の小休止も中国株について、少し思う事を書きます。

株の本道は利益成長を長く続けていける企業の株を
長期保有する事です。
ましてや、まだまだ経済成長の途中にある
中国株では尚更の事です。

しかし、多くの人が
こんな簡単そうに見える投資方法を実践できていないのが
中国株投資の現状でしょう。

とすれば、実は一見簡単に見える
「利益成長を長く続けていける企業の株を長期保有する」
という投資方法は
非常に困難な投資方法だという仮説が成り立ちます。

では一体この投資法の何が困難なのか検証し、
その打開策を探っていきましょう。

○成長企業への長期投資が困難な理由

(1)利益成長には段階があり、
著しい成長期間と停滞期間(踊り場)が存在する。

(2)すでにある程度大きくなった企業は
安心して買える部分があるが、
そこから更に利益成長を続けられる企業は非常に少ない。

(3)まだ駆け出しの小さい企業は
一時的に利益が急増する期間があるが、
それを持続していける企業になれる確率は非常に小さい。

(4)利益成長を続けていける企業でも、
株価は相場的な高低に翻弄されるので、
人間的な本能としてそちらの動きに合わせた判断になる。
(自分の信じていた成長企業がクズのように見える時がある)

(5)どういう企業が長期間に渡って成長できるか考える場合、
目先儲かっている企業と持続的に儲かる企業の判別は非常に難しい。
その上、人間は本能的に目先儲かっている企業
(すでにそれが株価に反映されている企業)が
良い企業であると判定してしまうようにできている。

(6)どの株にも
「私は間違いなく長期的に利益成長を続けられる株です」
とは書いていないので、
そういう企業の株を厳選する何がしの能力が要求される。

上記のように、
成長企業への長期投資が困難な理由はいろいろと挙げられますが、
大きく分けると二つの要因に絞ることが出来ると思います。
一つは「長期的に成長できる企業の判別の難しさ」
もう一つは「人間としての精神的本能的な問題」です。
つまり、この二つの問題をある程度解決できれば、
株は断然儲かり易くなります。

そういう投資法について、
次回の「小休止」で私の思うところを書いていきたいと思います。

 
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2008年3月5日(水)

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