中国古陶磁器 そのロマンを求めて-天青庵

単なる美術品ではございません

第109回
中国料理

今回も「中国陶磁器に盛って映える料理」略して、
中国料理のコーナーです。

中国料理の話題といっても、
四大地方料理がどうだとか、満漢全席がどうだとか、
中国料理の歴史がどうだとか、
そういう専門的な話はしばらく置いておいて、
まずはもっと身近な話をしていきたいと思います。

いきなりですが、まず結論を言います。
中国料理が一番美味しいのは断然香港です。
特に日本で育った人が素直に「うまい!」と感じる事ができるのは
広東料理です。

つまり、本当に美味しい中国料理を食べたいのなら
香港で人気のある広東料理店に行き、
それ相応の対価を支払って食事をする事が一番です。

先に美味しい中国料理を食べる為の
結論を言ってしまいましたので、スッキリいたしました。
これで後は、自由に書けます。

新鮮な海鮮類をふんだんに使用した香港の広東料理は
確かに美味しいです。
でも、中国料理の本当の美味しさは
そのような高級店だけに存在するものではありません。

私が中華圏を実際食べ歩いて、
印象に残るほど美味しかった料理を
ひとつひとつ挙げていきたいと思います。

香港食文化の魅力は、高級料理だけでなく、
屋台で食べるような小吃から、飲茶料理、
そして麺類専門店から
デザート専門店まで多種多彩なところにあると思います。

その中でも、私が一番嵌ったのが「腸粉」という料理です。

「腸粉」は普通の飲茶の店でも出されますが、
それをメインにした専門店もあります。
もちろん、食べるなら
路地裏にあるような専門店を選ぶ方が良いでしょう。

「腸粉」と聞いて、皆様はどんな料理だと想像しますか?

この料理は正に読んで字の如く、
牛の大腸を乾燥させて粉状にしたものを手を使うのではなく、
直接舌でペロペロペロペロと舐める料理です。

どんな綺麗な女性でも、
皿に盛られた「腸粉」を舐める姿はおぞましいものです。
ですので97年の香港返還時、香港の飲食店全店に対し、
この「腸粉」の販売禁止措置がとられました。

この謎の食べ物「腸粉」については、
次回のコラムで詳細を述べさせていただきます。
(ちなみに上の話は全くのデタラメです)

これが噂の「腸粉」か・・??
 
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2008年6月20日(金)

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